車検前1〜2ヶ月が一番お得に車を売却できる!現役ディーラーマンが理由を解説

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車を売却するタイミングのひとつに車検があると思いますが、車検を通す前と通した直後だとどちらの方がお得なのでしょうか?

車検が残っていても大したプラスにはならないため、現役ディーラーマンの私は「車検前」をおすすめしています。

この記事では、車検と車売却の関係を解説しています。

車売却は車検前がおすすめ

結論から申し上げますと、車は車検前に売却した方がお得です。

業者は車検が残っている車にメリットを感じません

車を売却する側は「車検が残っていれば高く売れるはず」と考えます。

しかし販売側の心情はそうでもなく、車検が残っているからといって喜ぶわけではありません。

売る側と買う側のミスマッチ

車検を通した状態で買い取っても、在庫として店頭に並べていたら日々車検有効期限は減っていくだけです。

その上一般的なディーラーであれば、成約後に点検整備をするため、車検を通すのと同じ手間をかけています。

つまり、車検が残っていても大きなプラスにはならないため、車検を通してから売ると損をする可能性があるのです。

こうしたことから、車の売却は車検前に行うことをおすすめしています。

査定基準では車検前後の差額は7万円

中古車買取の査定基準を制定しているJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)では、車検が2年残っている車は7万円のプラス査定と定義しています。

車検残り期間
1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 12ヶ月 24ヶ月
高級車 0 0 0 3 20 70
SUV 0 0 0 3 19 66
乗用車 0 0 0 2 16 51
小型車 0 0 0 2 15 44
0 0 0 1 7 30

※出典:JAAI「中古車査定基準」より

表は10点で1万円となっているので、高級車の車検24ヶ月残りという条件なら、7万円のプラス査定ということになります。

軽自動車はたったの3万円だよ

車検にかかる費用を考えると、車検後に売ることがいかに無駄なことかわかります。

車検費用の相場

下記の表は、私が勤めるディーラーの車検費用の一部をご紹介したものです。

車検費用の一例

メーカー直系の正規ディーラーですと、この金額に約2万円ほど加算されるイメージです。

この表を見てみると、軽自動車でも56,300円、乗用車でプリウスサイズだと79,850円ほどかかります。

この料金表は何も交換や整備しなかった場合の最低限のいわば基本料金のようなもののため、ここから部品交換や整備が発生すればその分料金は上乗せされていきます。

先程の査定基準と照らし合わせてみましょう

車検代 プラス査定額
高級車 116,250円 70,000円
SUV 93,530円 66,000円
乗用車 79,850円 51,000円
小型車 69,050円 44,000円
軽自動車 56,300円 30,000円

どの車種を見ても、プラス査定される金額よりも車検代の方が高いことがわかります。

結論:車検を通すと損をする

車検を通して損をする

ここまでの情報をまとめると、車検後に車を売却して得するケースはありません。

どの車種でもプラス査定の金額よりも車検を通す費用の方が高くなり、必ず損をします。

日本の査定基準では、車検が残っていることをプラスに捉えてくれることはありません。

そのため、車売却は車検前に行うことをおすすめします。

車検何ヶ月前に売却するのが一番お得?

  • 1〜2ヶ月前が一番お得
  • 車検が4ヶ月以上残っていてもプラス査定は最大7,000円
  • 車検残り期間が3ヶ月以下でも減額されることはない
  • 車検が切れると自走できないから査定を受けられない

余裕をもって車検が切れる1~2ヶ月前には売却しましょう。

査定基準を見ると、車検の残り期間が1ヶ月でも特に減額されることはありません。

車検残り期間
1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月
高級車 0 0 0 3 5 7
SUV 0 0 0 3 5 7
乗用車 0 0 0 2 4 5
小型車 0 0 0 2 4 5
0 0 0 1 1 2

※出典:JAAI「中古車査定基準」より
※表は10点で1万円

むしろ車検が4ヶ月以上残っている状態で、ようやく最大3,000円のプラス査定が望める程度です。

軽自動車なら1,000円だね、、

こうしたことからも、車検残り期間が4ヶ月を切ったらいつ売っても査定額に大きな影響がないことがわかります。

もし車検を期に買い替える予定なら、車検1〜2ヶ月前に売却するのが一番お得です。

ただし、車の相場自体は日々下がっているから注意が必要です

参考車の価値は1日ごとに下がっている

買い替え予定の人はタイミングに注意

理想の流れ

車検の1〜2ヶ月前に売るのがお得とご紹介しましたが、動き出しがそのタイミングだと少し遅いので注意しましょう。

買取業者は依頼した日に査定に来てくれてその場で契約するイメージですが、繁忙期であったりするとその限りではありません。

人気車種以外は足取りも重いよ

また車を買い替える場合で、納車までその車に乗っていたいのであればより余裕が必要です。

中古車であれば1~2ヶ月、新車であれば短くても3ヶ月以上、余裕があれば半年程度の猶予は欲しいところです。

特に新車を視野にいれている方は、車検有効期限がまだ1年ほど余っているタイミングで相談を始めたほうがいいでしょう。

参考買い替えを決めたらやっておくべきこと

私のお客様で、スズキのジムニーを新車でご契約されたお客様は、ほぼ全塗装のカスタムアップを施したこともあって発注から納車まで1年半強かかり、現所有車両をもう一度車検通して乗られていました。

車検切れの車でも売却できる?

  • 売却できるが出張査定を利用することになる
  • 車検が切れると公道を走れないので持ち込み査定ができない

車検切れの車両でも売却は可能です。

しかし、車検が切れると公道を自走できなくなるため、買取店やディーラーに査定してもらうことができなくなります。

公道を走れないということはレッカーが必要となり、その代金を請求される可能性もあります。

出張査定を使うことになる

出張査定を受ける様子

車検切れの車は査定員に保管場所まで来てもらう、「出張査定」を利用することになります。

通常のディーラーであれば受けてくれることは少ないでしょう

ディーラーは持ち込み査定が基本なので、自宅まで査定しに来てくれることはありません。

買い取り業者であれば無料で出張査定してくれるので、そちらへの売却検討をおすすめいたします。

ただし年式が古い車などは、買取業者も積極的に買い取っていないので出張査定を断られる可能性があるので注意しましょう。

参考【現役ディーラーマン解説】車を売るならディーラー?買取業者?査定額の違いを紹介します

車検を通した直後に買い替えたお客様の事例

車検を通した直後に売却をすると損であるということまでは、前章までに説明させていただきました。

では、実際に車検直後に買い替えに至った私のお客様の事例をいくつか紹介させていただきます。

事例1:車検直後に故障

格安業者で車検を受けるお客様

13年落ちの軽自動車に乗られていたお客様の実例です。

弊社にて車検見積させていただいた際に結構な金額(20万円弱)であり、下取も7~8万円ほどつけられそうだったため買い替えを提案させていただきました。

しかし、まだお車に乗り続けたいというのと「車検にお金をかけたくない」というので別業者で車検を取得しました。

3~4ヶ月後にミッションが壊れてしまい、結局買い替えとなりました。

このように、車検後に事故や故障で買い替えとなるお客様は意外と多いです。

事故は仕方ありませんが、メンテナンスに自信がないのであれば車検見積が高額になった時点で買い替える方向へシフトした方がいいかと思います。

参考【走行距離10万キロの中古車買ってみた】交換部品の詳細と修理費用を公開

事例2:下取金額が想定よりも高かった

査定額が予想以上で買い替えを決意

こちらは弊社キャンペーン期間中に来店された新規のお客様(お母さま)で、ご子息様の車を購入するために来店されました。

その際に営業が来店されたお母さまの車を査定して提示したところ、想定外に高額だったようで親子で買い替えとなりました。

この当時の弊社はレンタカー事業が急拡大しており、車両調達が急務だったという事情がありました。

買取側の都合で、相場よりも高い査定額を提示することは稀にあります。

相場よりも数十万円も高い価格を提示したので、車検直後でしたが買い替えを決意されたと思います。

事例3:維持が難しくなった

ミニバンに乗られているお客様で、車検を通している間にご病気になり休職することに。

休職していると収入が半減するため、維持が辛くなり手放すことになりました。

車検代で損をした例

この事例の方は弊社で車検を通したので具体的な金額がわかりますが、車検費用13万円に対し査定額は6万円ほど増だったため、残念ながら損をされました。

納車待ちで車検が切れてしまう場合はどうする?

注文した車が不正発覚により納期遅れに

車を買い替えて納車待ちをしている間に、今乗られている車の車検が切れてしまうことがあります。

最近ではダイハツ車の不正事件で多くの人が影響を受けています

車検が切れてしまう可能性が出てきた場合は、出来るだけ早く車を購入したディーラーの営業マンに相談しましょう。

弊社の場合、1~2ヶ月以内であれば無料で代車を貸し出す場合がほとんどですが、代車が用意できない場合には格安でのレンタカー貸出になります。

どうしても車検に間に合わない場合は、格安で車検を取るなどの対応もしています。

恐らく多くのディーラーが格安で車検を通すという対応になるかと思いますが、格安とはいえ車検代が発生する点は注意が必要です。

車検直前の買い替え検討はNG

上記の通り、無償で代車を貸し出す業者もあるとはいえ、基本的にレンタルや車検は有料のため、納車待ちの間に車検切れを起こすのは避けたいところです。

また、特に新車においては車種や情勢によって納車時期が数ヶ月で変動します。

数年前に納期をディーラーで確認したら3ヶ月って聞いていたからそれをあてにして車検切れの3ヶ月前に車を買い替えに行っても間に合わないことは普通に起こりえることです。

車検の有効期限には余裕をもって買い替えを検討されてください。

参考新車の納期遅れで車を買う時期の調整が必要

ベストは車検6か月前に検討開始

では、具体的にある程度安心できる期間はどれくらいかというと、ディーラーマンの私は半年程度だと思っています。

中古車は契約から納車まで1~2ヶ月あれば安心で、新車は供給の安定してきた車種だと3~4ヶ月ほどでディーラーまで届くため6ヶ月あれば車検に間に合う計算です。

参考車の買い替えでやることは?流れや注意点・必要書類について解説

車検の残り期間を理由に減額される?

すでにご紹介した通り、車検は残り期間が4ヶ月を切ったら「プラス査定はない」というのが査定基準です。

つまり減額は規定にありません

車検残り期間
1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月
高級車 0 0 0 3 5 7
SUV 0 0 0 3 5 7
乗用車 0 0 0 2 4 5
小型車 0 0 0 2 4 5
0 0 0 1 1 2

※出典:JAAI「中古車査定基準」より
※表は10点で1万円

もし、車検の期間を理由に減額されるようなことがあれば、その業者は怪しいと言わざるを得ません。

業者はたくさんあるので、無理してそんな業者には売らずに別の業者を探しましょう。

車検前の車を高く売る方法

では、車検前の車を少しでも高く売るためにはどうしたらいいのでしょうか?そのコツを紹介させていただきます。

ディーラーで下取りしてもらう

ディーラーのサービス

過去の記事でも少し紹介させていただきましたが、ディーラーの営業マンは車両販売の台数や利益を一番のノルマに課せられているため、そのためであれば色々サービスしがちです。

過去記事ディーラーで車を売る3つのメリット

車検前という不利な状態でも、ディーラーならサービスの一環で高く買い取ってくれるかもしれません。

また次の車の納車が遅く、車検に間に合わない場合でも代車を用意してくれるケースもあります。

複数の買取業者で査定を受ける

他にも、複数業者にて査定を受けて査定額を比較することも有効打のひとつです。

車検の期間を理由に減額するような業者も排除できるので、他社と競わせるのはメリットが多いのです。

自社のお客様でその車両を欲しがっている人がいれば、車検直前でも高く買い取ってくれます。

すぐに買い手が決まっていれば車検の期限は気にしないで済むからね

複数業者で査定を受けるなら、車一括査定がおすすめです。

車一括査定とは

車一括査定は、一度の申し込みで複数の買取業者に査定依頼ができる便利なサービスです。

中古車にはハッキリした値段がないので、1社の査定だと「もっと高く売れた可能性」を潰してしまうのです。

最低でも3社の査定は受けるべきだよ

車一括査定を使えば業者同士が勝手に競い合うため、面倒な交渉ナシで車が高く売れるのです。

各社が競い合った結果

自分で買取業者を回ると、時間もかかるし交渉も面倒、、

車一括査定なら1時間あれば査定が終わるでしょう!

車一括査定のおすすめは「MOTA車買取」


画像:MOTA車買取より

数ある車一括査定の中でもオススメは、MOTA車買取です。

MOTA車買取は一括査定にありがちな電話ラッシュがないので、自分のペースでじっくり考えることができます。

MOTA車買取3つの特徴

画像:MOTA車買取より

電話ラッシュが少ない理由は、買取業者による入札制度を設けているから。

MOTA車買取のイメージ

利用者はMOTA車買取に売りたい車の情報を入力して、各社の査定結果が出るのを待つだけ。

>>MOTA車買取を利用してみる

申し込み翌日18時には、Web上で査定結果を確認することができます。

MOTA車買取の査定結果

入札の結果、査定価格が高かった上位3社からしか電話がこないので、安い業者とやり取りする必要がありません。

もちろん、全国834社の中から最大20社が競い合うから、他の車一括査定のように高値が期待できます。

「とにかく社数重視!たくさんの中から比較したい」という方は、全国1,000社以上の中から最大30社が競い合うカーセンサーもおすすめです。

>>カーセンサー公式サイトを見る

筆者は実際にMOTA車買取を利用し、ディーラーの査定価格より30万円以上も高く車を売ることに成功しました。

MOTA車買取で査定を受ける様子

新車の値引きが少ない中、少しでも車が高く売れればそれだけお得に車を買い替えることができます。

このサイトは実際に使ってみたサービスを中心におすすめしているので、気になる方は是非一度MOTA車買取公式サイトをご覧ください。

>>MOTA車買取公式サイトを見る

筆者がMOTA車買取を利用した記事はここから読めるよ

MOTA車買取で車を売ってみた!ネットの評判を検証した結果とデメリットを紹介
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まとめ

今回は、車検前に車を売却することについて紹介させていただきました。

  • 車売却は車検前にしないと損をすることになる
  • 車検が残っていることによるプラス査定より車検費用の方が高い
  • 車検の1〜2ヶ月前に買い替えるのが一番お得
  • 次の車の納期遅れで車検切れにならないように注意する
  • 車検前の車は車一括査定を使って高く売るのがベスト
筆者が36万円高く車を売った方法
車を高く売るために必要なのは、複数業者に査定をしてもらうことです。

車一括査定を使えば、近所で車を高く買ってくれる業者を自動でマッチングしてくれます。
MOTA車買取:最大20社が競い、査定額が高い最大3社からしか電話が来ないサービス。申し込み翌日18時にはWeb上で査定結果がわかります。
カーセンサー最大30社に査定依頼ができるサービス。査定額を比較すれば最高額で売却も可能。
くるまりこちゃん編集部のカローラツーリングも、最初の見積もりから36万円も高く売ることができました。
購入よりカーリースがおすすめな理由
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よくある質問

最後に私が受けるよくある質問に回答していきます。

車を売るのは車検前と車検後どっちがいい?

車検前です。車検を通した状態で買い取っても、在庫として店頭に並べていたら日々車検有効期限は減っていきますし、一般的なディーラーであれば成約後に点検整備はするので二度手間になりますから車検が残っている車をプラス査定するメリットがありません。詳しくはコチラ

車検の相場はどれくらい?

軽自動車で6万円前後、乗用車であればその車格により7万円~12万円前後になります。相場はコチラで確認できます。

車検ギリギリで売却したら損する?

車検直前で売却しても減額されることはないので損をすることはありません。しかし買い替えのタイミングを見誤り次の車の納車が間に合わないと、レンタカーを借りたり車検を通すハメになるので損をします。業者に減額されたときの対処法はコチラ

車を売るベストタイミングは?

1〜2ヶ月前です。車検の残り期間で減額されることはないので、ギリギリまで乗れます。しかし車自体の価値は日々下がっているので注意しましょう。詳しくはコチラ

車検が余っているのに買い替えるのはもったいなくない?

車の損得は車検の残り期間よりも買取価格で決めるべきなので、もったいないとは言えません。車検ギリギリまで乗っている間にも、車の価値はどんどん下がります。その間にモデルチェンジしたり年式が落ちてしまったら、その方がもったいないです。車の価値が下がるタイミングはコチラ

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