【実録】中古車の個人売買って危険?実際に軽自動車を買ってきたけど壊れてました

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車を少しでも安く買いたいなら、個人売買しかありません。

中古車屋は中間マージンが乗っかっているため、個人売買で買えば1割以上は安く買えます。

しかし怖いのがトラブル。

そこで、くるまりこちゃん編集部では、個人売買で中古車を買ってきました。

3万円という激安価格で車を買うことはできましたが、案の定壊れています。

それを承知で買ってきたので、その様子をレポートしていきます。

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個人売買で車を買うのって意外と怖くない

最近フリマアプリやSNSの発達で、個人間でモノやお金のやり取りをすることが容易になってきました。

とはいえ、未だにプロに任せた方が安心安全なのが車。

トラブルの多さを考えると、やっぱり整備工場併設の販売店で購入したいですよね。

しかし高いのが最大のデメリット

何でもいいから安く車を買いたい人にとって、個人売買は魅惑の方法なのです。

個人売買のメリットはなんといっても安さ。

中古車販売店ではありえないプライスで車を買うことができるので、下駄車を買うために重宝します。

というわけで、今回は総額3万円で軽自動車を購入したので記事にしたいと思います。

参考個人売買で10万キロのミニバンを買った話はコチラから読めます。

これが総額3万円の軽自動車

平成16年式ダイハツムーヴ

平成16年式ダイハツムーヴ

購入したのは平成16年式、ダイハツムーヴ(L150S)という車。

ムーヴとしては3代目にあたるモデルで、2002年〜2006年まで販売されていた車のようです。

購入した2021年の時点で17年落ちの車なので、決して新しいとはいえません。

なんと5速マニュアル

激安の中古車を買うのであれば、できるだけ機構はシンプルな車が望ましいです。

個人売買のデメリットは故障しても自己責任なので、なるべく壊れにくい車を買うのが正解なのです。

マニュアルの軽自動車といえば、耐久性に関しても問題なさそう。

値段も安いし、個人売買のリスクを考えても大アリだなと思い購入しました。

ここまででかかったお金

ムーヴ購入費用:3万円

なんでこんなに安いかっていうと、値切ったから

値引きのイメージ画像

個人売買とはいえ、マニュアルの軽自動車が3万円はなかなかありません。

どうしてこんなに安いのかというと、値切ったのです。

個人売買で車を買うのは、以下の流れです。

  1. Twitterやフリマアプリで車を見つける
  2. 現車確認を申し込む
  3. オーナーさんに車を見せてもらう

今回はSNSで車を見つけて現車確認を申し込み、当日オーナーさんの元へ行って試乗をしました。

もともとは45,000円で提示されていたのですが、交渉の末に3万円に値切りました。

45,000円です。

少し安くなりませんか?

今日乗って帰ってくれるなら1万円値引きます

3万円はどうでしょう?

…いいですよ

45,000円でも十分安いけど…と思いましたが「とりあえず希望金額を伝える」だけなら無料です。

こうした交渉ができるのが個人売買の醍醐味です。

しかしその場で乗って帰るためには、1日保険に加入するなどの対応が必要です。

更に現車確認といっても、下に潜ったり工具を使って車をバラすことはできないので、一種の賭けとなることは間違いありません。

激安だったもう1つの理由

個人売買で3万円で購入した軽自動車の車内

個人売買で3万円で購入した軽自動車の車内

安かった理由は値切っただけではなく、クラッチが死んでるんですね。

約8万キロの個体なのですが、クラッチ交換はまだ一度もしていないそう。

オーナーさんも自分で直すつもりで買ってきたけど、エンジン脱着が面倒でそのまま手放すことにしたそうです。

後日交換したクラッチ

後日交換したクラッチ

写真は後日交換したクラッチですが、ご覧の通り交換時期はとうに過ぎているのがわかります。

クラッチが死んでいるってことは、ものすごい滑るんですよ。

アクセルをやんちゃに踏んだら空転(って表現で合ってるのだろうか)。

しかも半クラという概念が消失しているのです。

僕は教習所でクラッチはゆっくり離すと教わったのですが、こいつでそれをやると止まる。

クラッチペダルを蹴り飛ばしたら即足を離す!そうしないと走りません。

そうなると、現実的に考えて乗って帰ることはできません。

後日、積載車を用意して引き取りに行くなどの対応が必要です。

そうなると車体は3万円であっても、結局それ以上の金額が必要になるのです。

ここまででかかったお金

  • ムーヴ購入費用:3万円
  • クラッチ交換:6万円(後日)
  • 積載車:2万円

個人売買の車は車内が汚いのは当たり前

総額3万円で買ったムーヴの内装

ようやく自宅にやってきた個人売買で買った車ですが、車内はもちろん前のオーナーが乗っていたままの状態です。

まず気になるのが匂い。正直言って臭いです。

おそらくペットを載せていたのでしょう。タバコの匂いもします。

車内も埃っぽいですし、ハンドルやシフトレバーはなんかベタベタします。

一般的に販売されている中古車は、店頭に並ぶ前に車内清掃が行われています。

激安中古車ではありえませんが、ディーラーの認定中古車であれば内装を全てバラして清掃されていることもあります。

くるまりこちゃん編集部では、結局車内を分解清掃しました。

車内を分解清掃する様子

車内を分解清掃する様子

これだけの作業を自分で行うと、まるまる2日間はかかります。

業者に依頼すれば軽自動車でも3〜4万円の費用はかかるので、更に出費は拡大します。

参考【画像】3万円で中古車を買ったので車内クリーニングを自分でやってみた

ここまででかかったお金

  • ムーヴ購入費用:3万円
  • クラッチ交換:6万円(後日)
  • 積載車:2万円
  • 車内清掃:3万円(今回は節約)

個人売買の車はもちろん外装も現状渡し

黄ばんだヘッドライト

個人売買で買った車は、外装も前オーナーが使っていたままの状態で納車されます。

今回購入したのは激安の軽自動車だったので、当然見た目はきれいではありません。

ヘッドライトは黄ばんでくすみ、外装も凹みや傷が多いのが印象的でした。

こういう傷もそのままです。

今回は直さずに乗ることにしましたが、これも修理をすれば5〜10万円の出費は確実です。

ここまででかかったお金

  • ムーヴ購入費用:3万円
  • クラッチ交換:6万円(後日)
  • 積載車:2万円
  • 車内清掃:3万円(今回は節約)
  • 板金修理:10万円(今回は節約)

個人売買は名義変更も自分で行う

名義変更の様子

名義変更の様子

個人売買が安いのは、登録にかかる手続きも自分で行うからです。

ディーラーに依頼すれば2〜3万円で代行してもらえますが、個人売買ではそれはできません。

雑多な書類をやり取りし、軽自動車検査協会または運輸支局で煩雑な手続きを行います。

その様子はコチラの記事で詳しくご紹介しています。

【画像あり】残クレで買ったホンダファイナンス名義の車の所有権解除をしてきた
この記事は、自分で陸運局まで行って所有権解除をした様子を画像つきで紹介しています。自分ですれば費用は抑えられるので、この記事を読んでチャレンジしてみましょう。

書類は1点でも足りないとその日の手続きはできません。

名義変更は平日しか行えないので、書類に不備があったらまた有給を取る必要があります。

前オーナーから送ってもらう必要がある書類だと厄介だね

車売買に必要な書類は、以下の記事で詳しく解説しています。

3万円の車を買うのにかかった金額は?

今回くるまりこちゃん編集部で購入した3万円の軽自動車。

個人売買でなるべく費用を抑えたものの、総額を計算すると下記の結果となりました。

内訳 費用
車両価格 3万円
クラッチ交換 6万円
積載車 2万円
車内清掃 3万円
板金修理 10万円
名義変更 2,000円

合計242,000円!

車両価格の8倍という結果になりました。

実際は車内清掃、板金修理代を節約したので金額は抑えられましたが、個人売買の車を満足できるレベルに仕上げると、かなりの追加費用が発生することがわかりました。

その上個人売買には保証はありませんので、完璧に仕上げた翌日に車が故障しても自己責任。

それなりのリスクを背負わないといけないのが個人売買なのです。

さらに個人売買は売る方にも買う方にもリスクがつきまといます。

個人売買で車を売る人のリスク

  • 購入者が名義変更をしてくれない可能性がある
  • 代金がしっかり支払われない可能性がある
  • 後で文句を言ってくる可能性がある
  • 住所などの個人情報が相手に筒抜けになる

購入者がきちんと名義変更をしてくれないと、自動車税の請求がいつまでも届くことになります。

名義変更をしてくれないと、相手が事故を起こした際にも大変なことになります。

相手が逃走した場合には警察は車検証上の所有者、つまりあなたの元にやってきます。

取り調べに応じる必要もあるよ

また個人情報が相手に筒抜けになるので、後日文句を言われるなどのリスクもあります。

個人売買で車を買う人のリスク

  • 事故や修復歴を隠されている可能性がある
  • 買った直後に車が壊れる可能性がある
  • 実は盗難車だった可能性がある
  • 代金を支払ったあと、相手が逃げる可能性がある

個人売買は間に中古車屋が入らないため、全て自己責任となります。

オーナーの話を信じて買ったのに、実は事故車だった可能性もあるのです。

その場合でも返品交換はできないので、そのまま乗り続けるしかありません。

また買った車両が盗難車だった場合、名義変更などはできません。

相手が逃げてしまった場合はどうすることもできず、八方塞がりになるケースもあります。

個人売買は売る方にも買う方にもリスクがある方法なので、全ての人におすすめできるわけではありません。

運任せの側面もあるので、実際に個人売買をするときは最善の注意を払いましょう。

ここまでのまとめ

  • 3万円の車を買うのにかかった費用は24万円
  • 個人売買は売る方にも買う方にもリスクがある
  • 自分で整備や清掃ができる人は車を安く買えるチャンス
  • 心配な人は中古車販売店で購入するのがおすすめ
  • リスクを承知で割り切れば、あまり怖くない

個人売買はハイリスクな方法ではありますが、欲しい車を格安で購入できるチャンスでもあります。

本記事ではリスクを大々的にご紹介していますが、くるまりこちゃん編集部では定期的に個人売買で車を購入しています。

過去に数十台の売買を経験していますが、今の所トラブルはありません。

これを幸運と捉えるか必然と捉えるか、個人の判断に委ねることになるでしょう。

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売るかどうかは決めてない、値段を見てから決めたいというときに、買取店まで査定に行くのは面倒ですよね。

車の買い替え、週末に動き出すなら平日中にMOTAでネット査定に出しておくのが一番賢いやり方です。


筆者はMOTA車買取でディーラーよりも30万円以上高く売れました。

車の個人売買の流れ

車を個人売買で買う流れは、下記の通りです。

1.車を探す

個人売買を行う場合、友人、知人、またはオークションサイトなどで欲しい車を見つけます。

写真や車の情報を詳細に載せている人ほど、出品している車に自信がある証拠です。

必要に応じて条件を確認し、可能ならば価格の交渉もこのタイミングで行いましょう。

気になる点はこの時点で聞いておくべきだよ

プロが教えるコツ
自信があるところはアピールされているのが当然です。あえて「気になる箇所」を確認してみましょう。マイナスポイントもしっかり教えてくれる人は信頼できます。

2.車の状態を確認する(現車確認)

車が近隣に保管されている場合は、現車確認を行いましょう。

中古車店と違い相手は個人なので、必ず事前にスケジュールの調整を行います。

試乗はオーナーによって可否が異なりますので、現車確認は主に内外装の状態や下回りの腐食などを確認することになります。

ここではオーナーさんの人柄もチェックするよ

車はどんな使われ方をしてきたのかで、長く乗れるかどうかが決まります。

そこでオーナーさんの人柄やメンテナンス履歴をチェックして、「どんな人がどんな使い方をしてきたのか」を確認しましょう。

プロが教えるコツ
現車確認はできる限り行いましょう。確認したい車が遠方だとできない場合などありますが、現車確認はオーナーさんとあなたの顔合わせの場でもあります。顔を知っている人には下手なことができないのが人間です。

3.契約または購入手続きする

現車確認して問題なければ、契約または購入手続きを行います。

Twitterやインターネット掲示板で見つけた車であれば、簡単でも良いので売買契約書を作成すると良いでしょう。

ヤフオクやメルカリであれば、購入手続きを行えば簡易的な契約となります。

口約束はトラブルの元になるでしょう

プロが教えるコツ
売買契約書といっても「車の車体番号、代金、受け渡し期日、諸費用負担の有無」くらいが分かればOKです。手書きでも構いませんし、双方が契約に合意したことが書面に残せることが大切です。。

4.保険の契約や書類の準備

車を契約したら、引き渡しまでに書類を用意しなければいけません。

必要な書類はコチラ(下の項に内部リンク)

また忘れてはいけないのが、任意保険の契約です。

車は引き取った瞬間からあなたが所有者となり、万一事故を起こしたらあなたの責任が問われます。

名義変更前なら前オーナーが法律上の所有者となりますが、事故のときはあなたの車として処理されます。

そのため車を引き取る日から適用される保険に加入して、自宅に帰るまでや名義変更を行うまでもしっかり補償されるようにする必要があるのです。

プロが教えるコツ
任意保険の加入や車庫証明の取得には車検証が必要です。予め前オーナーから車検証のコピーをもらっておき、すぐに車体番号などがわかるようにしておきましょう。任意保険、車庫証明のどちらも所有者が前オーナーの状態でも問題ありません。

5.代金の支払いと車両の引き渡し

全ての書類が揃い、代金の支払いと任意保険の加入が終われば、いつでも車を引き取ることができます。

オーナーさんと日程を調整の上、車を引き取りに行きましょう。

やむを得ず陸送を使う場合などは、オーナーさんと日程を合わせて車両の引き渡しがスムーズに完了するように手配することが大切です。

プロが教えるコツ
現車確認か車両の引き渡し、可能であればどちらか一方には立ち会いましょう。個人売買は保証などないので、目の前にある車の状態が全てです。後々のトラブルを避けるためにも、1度は実車を確認しておくべきです。

6.名義変更と先方への報告

無事に車を引き取ったら、事故には十分注意して自宅に帰ります。

その日を1日目として、遅くとも10日以内には名義変更を済ませましょう。

いつまでも前オーナーの名義にしておくと思わぬトラブルに発展する可能性があります。

名義変更が完了したら、新しい車検証の写真を前オーナーに送るなど、必ず名義変更完了の報告をしましょう。

任意保険の情報変更も忘れずに行いましょう

プロが教えるコツ
前オーナーの車検証で任意保険に加入していた場合、新しい情報に変更する必要があります。特にナンバーが変わったときなどは、必ず情報変更をしましょう。そのままにしておくと、自動車保険を使う際に面倒な手続きが発生します。

【2024年】カーリース申し込みランキング

当サイトを通じて申し込み数が多かった順に、ランキング形式でご紹介します。

1位:オリックスカーリース

2位:MOTAカーリース

3位:KINTO

この記事を書いた人
くるまりこちゃん編集部

本サイトにある全ての記事は、自動車売買の経験が豊富なメンバーが監修、執筆を行っています。実際に現役ディーラーマンをメンバーに加え、実話を交えて車の買い替えに関する情報をご紹介しています。

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