車を少しでも高く売りたいなら、車一括査定の利用は必須です。
しかし電話が多かったり、しつこい営業に遭ったり、使いづらいと感じる人が多いのも事実。
最近は電話の数を減らしながら高価買取を実現するサービスも登場しているので、昔使って嫌な思いをした人も最新のトレンドを調べてみませんか?
正しく使えば手軽に数十万円も得をするサービスなので、実際に数々の車一括査定を使った筆者が選ぶポイントを解説します。
車一括査定のメリット
<車一括査定のメリット3つ>
1.車が高く売れる
車一括査定の最大のメリットは車が高く売れることで、正しく活用すればディーラーより100万円以上も高く売ることができます。
これは筆者が実際に「CTN車一括査定」を使って愛車を売却したときの写真ですが、ディーラーの下取りよりも212万円も高く売ることができました。
車一括査定はディーラーよりも車買取に特化した業者が参加していることと、同じような業者が競い合うことで車が高く売れます。
もちろん、古い車でも車一括査定を使えばディーラーより高く売ることができます。
2.車買取業者選びをする必要がない
車一括査定は複数の買取業者に査定依頼ができるサービスなので、自分で業者探しをする必要がありません。
車一括査定サイトが独自に買取業者と提携しているので、サイト経由で依頼をすれば自動で近隣の業者をピックアップしてくれます。

その上業者の口コミを見ることができます

車一括査定の業者の口コミ
自分でサイト検索して、口コミを調べてという手間よりも早くて楽なのが車一括査定のメリットです。
3.無料で出張査定に来てくれるので車を持ち込む必要がない
個別に買取業者を回って査定を受ける場合、業者探しと査定依頼、実際に持ち込みとなると最低でも半日〜1日はかかってしまいます。
週末のたびに数社ずつ回っていたら、全ての業者を回り終わる頃には半月くらいかかってしまいそうです。
車一括査定ならそれがたった1回の申込みで済む上に、各社の査定日を合わせてしまえば1日で全社の査定結果がわかります。
車一括査定のデメリット
<車一括査定のデメリット3つ>
1.とにかく電話が多い(鬼電)
車一括査定を使うと、複数の業者に個人情報が共有されるので電話の数がとにかく多くなります。
査定の日程を決めるための電話なので、電話に出ないと何十回とかかってきます。
筆者も車一括査定を何度も利用していますが、電話の数には毎回頭を抱えます。

車を高く売るための修行と思うしか、、
しかし最近は「MOTA車買取」や「CTN車一括査定」のように、事前に査定を行って査定額が高い上位3社からしかかかってこないなどのサービスも登場しています。
2.強引な営業に遭う可能性がある
車一括査定サイトに登録している業者は利用料を払っているため、何としてでも車を買い取らないと商売になりません。
その上、各社で相見積もりを取られるので競り負ける可能性も高く、営業マンが強引に契約を迫ってくるケースもあります。
当サイトでは「騙されてはいけない買取業者のセリフ5選」として業者の手口を紹介しているので、事前に読んで強引な営業の対処法を身に着けておくことをおすすめします。
3.契約後に減額される可能性がある
悪質な業者だと、車一括査定で他社に差をつけるために高値を提示し、契約後に減額するというケースがあります。

これを二重査定(再査定)と呼びます
MOTAのように事前に査定額を提示するサービスであっても、何かと理由をつけて減額交渉をしてくる業者もいます。
筆者はこうした業者に引っかかったこともあり、詳しくは「【実体験】MOTA車買取で減額トラブル発生!過去の詐欺事件の詳細と防止策」で紹介しています。
こうしたトラブルに遭わないための車一括査定利用方法を「車一括査定を利用する際の注意点3つ」でご紹介しています。
車一括査定を選ぶ5つのポイント
車一括査定は多くの会社が同様のサービスを提供していますが、中身が会社によって異なります。
電話の数を減らすことに注力しているところもあれば、とにかく高く売れることを重視しているところまで様々です。
<車一括査定を選ぶ5つのポイント>
1.自分に合った査定方式かどうか
最近、車一括査定は差別化のために色々な方式を採用するサービスが登場しています。
従来の「車一括査定方式」を筆頭に、事前に査定を行い上位3社からしか電話が来ない「事前査定方式」、代表する1社が査定を行い専用サイトで出品する「オークション方式」の3種類が主流となっています。
車一括査定方式
カーセンサーなどに代表される、王道と言われているのが車一括査定方式です。
専用サイトから車の情報を入力して申込みをすることで、その情報が一斉に提携する買取業者にばら撒かれる方式です。
申込み直後から大量の電話がかかってくるため、時間に余裕があるときに申し込まないと地獄のような電話に悩まされることになります。
この方式のメリットはスピード感があることで、早い業者なら申込み直後に電話がきて、そのまま査定をしてくれることも珍しくありません。
大量の買取業者に申込みをするため、一番早くて高い業者に売りたいという人にはおすすめの方法です。
事前査定方式
MOTAやCTN車一括査定に代表されるのが、事前に車の詳細情報を入力することで各社が入札を行い、提示額が高い上位3社だけに個人情報が開示される方法です。
専用サイトから申込みをする点は車一括査定と変わりませんが、その際に入力する情報が多くなります。
各社は個人情報を手に入れるためには高額で入札をするしかなく、その金額から減額することを禁止されています。
そのため慎重な価格を提示するケースが大半で、車一括査定方式ほど高く売れないと言われています。
しかし電話の数を1/10程度に減らすことができるため、ディーラーよりは高く売りたいけど手間はかけたくないという人に向いています。
オークション(フリマ)方式
カババやユーカーパックに代表されるのが、1社が電話連絡と査定を行い、専用のサイトに出品を代行してくれる方法です。
ユーカーパックは提携する約8,000社が専用オークションサイトで入札を行い、最も高い業者を決めます。
対するカババは専用のフリマサイトに出品し、その車を欲しい個人や業者がカババを通じて価格交渉を行います。
どちらも車一括査定に比べると出品期間がある分、車の売却まで時間がかかります。
また結果次第では目標額に届かない可能性もあり、その場合は減額して売却するか別の方法で再度査定を受けることになります。
売却までの時間が長くてもいい人であれば、その車をどうしても欲しい業者や個人とマッチングする可能性があり、思わぬ高値で車を売れる可能性があります。
どの方法がおすすめ?
迷っているのであれば、電話の数と売却額の高さでバランスが取れている「事前査定方式」をおすすめします。
車一括査定方式、事前査定方式、オークション(フリマ)方式のメリット・デメリットをまとめました。
方式 | メリット | デメリット | 代表サービス |
車一括査定 | ・売却までのスピードが早い ・同時査定依頼できる数が多い(自由に選べる) |
・申込み直後から大量の電話がかかってくる ・自分で業者を選定する必要がある |
|
事前査定 | ・電話の数が少ない ・査定額の高い業者とだけやり取りできる |
・交渉できる業者が限られる ・提示額より減額される可能性がある |
CTN車一括査定 |
オークション(フリマ) | ・電話も査定も1社だけで完結する ・希望額を自分で決められる |
・売却まで時間がかかる ・希望額で売れない場合がある |
ユーカーパック カババ |

わかりやすく散布図にしてみました
この図からも分かる通り、事前査定方式は電話の数と売却額のバランスが取れています。
当サイトが事前査定方式のMOTA車買取利用者48名にアンケートを実施したところ、約3割の人が想定より高く売れたと回答しています。
電話の数は約5割の人が適正と感じており、サービスのバランスの良さがわかる結果となっています。
とにかく高く売りたいなら車一括査定方式ですが、迷っているなら顧客からの満足度が高い事前査定方式がおすすめです。
2.提携業者集は多いか
車一括査定はサービスごとに提携業者数が異なり、提携数が多い方がたくさんの査定の機会が得られます。

提携業者が多い車一括査定
1度の申込みでたくさんの買取業者とマッチングできるので、競争が生まれやすいのです。

極端な話、車一括査定は提携業者数で決めると言っても過言ではありません。
逆に提携業者数が少ない車一括査定だと、せっかく申し込んでもマッチングする業者が少なく、競争が発生しづらくなってしまいます。

提携業者数が少ない車一括査定
下記の表は主要な車一括査定の提携業者集の一覧表です。
提携業者数 | 同時査定依頼数 (最大) |
|
![]() |
約1,500社 | 20社 |
![]() |
約1,000社 | 30社 |
![]() |
約600社 | 15社 |
![]() |
約300社 | 10社 |
![]() |
321社 | 4社 |
![]() |
65社 | 10社 |
どれだけ同時査定依頼数が多くても、提携業者数が少なければ最大数は実現しません。
車一括査定を選ぶときは、提携業者数が多いサービスがおすすめです。
3.運営会社が信頼できるか
車一括査定を運営している会社は、IT系のWeb制作会社が提供しているものから自動車系の事業者が提携しているものまで様々です。
運営会社が信頼できるところが提供するサービスを選べば、万が一トラブルに巻き込まれても満足な対応が得られます。

実際に筆者はMOTA車買取を利用して、二重査定(減額)の被害に遭いました。
その時に運営会社に通報したところ、当該業者はペナルティを課すと連絡がありました。
サポートがしっかりしていない運営会社だと、詐欺や減額を行う悪質な買取業者を野放しにし、結果として利用者がトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
また、信頼できる会社は業界の健全化を目的とした一般社団法人「JPUC」へ加盟しています。
車一括査定を選ぶときは、大手業者が運営しているサービスがおすすめです。
4.大手の買取業者が参加しているか
車一括査定サイトの信頼性も大事ですが、実際に契約を交わすことになるのは車買取業者なので、信頼できる業者が参加しているかどうかも大事なポイントとなります。
自社で中古車販売を行う”大手”と呼ばれる買取業者は、販路の広さから積極的に高価買取をしています。
自社で中古車販売を行えば中間マージンをカットできるので、結果として査定額を高くしても利益を出すことができます。
詳しくは「中古車価格の決まり方」で解説しています。
また自社ブランドに傷がつくことを恐れて、強引な営業や減額などは行わないので安心というメリットもあります。
車一括査定を選ぶときは、大手買取業者が参加しているものを選ぶことをおすすめします。
参考までに、オリコン車買取会社ランキングにランクインしている業者をご紹介します。
5.利用に費用がかからないか
車一括査定はほとんどのサービスが無料で使えますが、オークション方式やフリマ方式は利用料がかかるので注意しましょう。
また利用は無料でもキャンセルに違約金がかかるサービスもあるので注意しましょう。
ユーカーパックは希望額以上で落札されたら売却が確定となり、その時点でキャンセルすると10万円の違約金が発生します。
車一括査定を選ぶときは、かかる手数料も考慮することをおすすめします。
車一括査定おすすめ人気ランキングTOP10
当サイトがおすすめする最新の車一括査定ランキングTOP10は下記です。

各社の特徴を一覧表にしてみたよ
順位 | サービス名 | 提携業者数 | 方法 | 最大同時依頼数 | 大手参加 | 相場表示機能 | 電話 | キャンセル | 運営会社 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | MOTA | 約1,500社 | 事前査定 | 最大20社 | ◯ | 有り | 上位3社 | OK | 株式会社MOTA |
2 | カーセンサー | 約1,000社 | 一括査定 | 最大30社 | ◯ | なし | 多い | OK | 株式会社リクルート |
3 | CTN車一括査定 | 約600社 | 事前査定 | 最大15社 | △ | なし | 上位3社 | OK | 株式会社 CTN |
4 | ユーカーパック | 約8,000社 | オークション | 1社 | △ | 有り | 1社のみ | NG | UcarPAC株式会社 |
5 | 楽天car車買取 | 2,000社以上 | オークション | 1社 | △ | なし | 1社のみ | OK | 楽天カー株式会社 |
6 | ズバット車買取比較 | 321社 | 一括査定 | 最大4社 | ◯ | 有り | 多い | OK | 株式会社ウェブクルー |
7 | グーネット買取 | 約500社 | 一括査定 | 最大10社 | △ | 有り | 多い | OK | 株式会社プロトコーポレーション |
8 | カービュー | 300社 | 一括査定 | 最大10社 | △ | 有り | 多い | OK | LINEヤフー株式会社 |
9 | ナビクル | 65社 | 一括査定 | 最大10社 | ◯ | 有り | 多い | OK | 株式会社エイチームライフデザイン |
10 | カババ | ー | フリマ | 1社 | ☓ | なし | 1社のみ | OK | 株式会社アラカン |
このランキングが信頼できる理由
- 定めた手順に沿って同一条件で情報を集め、機械的に並べ替えています。
- 公式など一次情報を優先し、根拠は編集部で記録・保管しています。
- 順位は人の裁量で入れ替えず、利害関係に左右されません。
- 迷うケースも事前のルールで一貫して判定します。
- 更新や誤りの指摘は同じ手順で全体を再点検し、迅速に改訂します。
1位:MOTA
査定方式 | 事前査定方式 |
提携業者数 | 約1,500社 |
最大同時依頼数 | 最大20社 |
大手参加 | ◯ |
相場表示機能 | あり |
電話の数 | 上位3社 |
キャンセル | OK |
利用料 | 無料 |
運営会社 | 株式会社MOTA |
車一括査定の中で最もバランスが取れているのがMOTAです。
最大の特徴は電話の数が最大3社に限定されることで、車一括査定にありがちな電話の煩わしさがありません。
申し込みから最短3時間後にはWeb上で概算査定額が表示され、その金額を下回る契約は規約で禁止されています。

買取業者の提示額を知った上で交渉できるのは便利ですね
車一括査定には珍しく、運営会社が間に入って代金を預かる「MOTA決済」というサービスも無料で利用できます。
当サイトが実施した利用者アンケートでも、約48%の人が★4つと答えるほどのサービスです。
車一括査定の中では後発組に分類されるサービスだからこそ、各社のデメリットを徹底的に解消したサービスとなっています。
筆者もMOTA車買取は何度も利用しており、納得の価格で車を売却しています。
2位:カーセンサー
査定方式 | 一括査定方式 |
提携業者数 | 約1,000社 |
最大同時依頼数 | 最大30社 |
大手参加 | ◯ |
相場表示機能 | なし |
電話の数 | 多い |
キャンセル | OK |
利用料 | 無料 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
カーセンサーは車一括査定の王道といっても過言ではないサービスです。
全国1,000以上の提携業者の中から最大30社に同時依頼できる、規模の大きさが特徴。
提携業者も同時依頼数も多いので、地方でも多くの買取業者を競わせることが可能です。
事前査定などはありませんので、申し込み直後から大量の電話がかかってきます。
そのスピード感と電話の数には驚くかもしれませんが、「早く高く売る」という意味ではピカイチといえます。
大手企業も参加しており、どの業者に依頼したいか、申込み時に選べるようになっています。
車一括査定には慣れており、業者との交渉も自分で済ませられる人にはおすすめのサービスです。
3位:CTN車一括査定
査定方式 | 事前査定方式 |
提携業者数 | 約600社 |
最大同時依頼数 | 最大15社 |
大手参加 | △ |
相場表示機能 | なし |
電話の数 | 上位3社 |
キャンセル | OK |
利用料 | 無料 |
運営会社 | 株式会社CTN |
事前査定方式を採用するCTN車一括査定は、査定額が高い上位3社からしか電話が来ない点が最大の特徴です。
申し込み直後から事前査定が始まるので、結果が出ればすぐに買取業者から連絡があります。
事前査定でも最低3時間は待つ必要があるMOTAや、事前査定なしですぐに大量に電話がかかってくるカーセンサーと比較すると、両者のいいとこ取りをしています。
提携業者数は600社と少なめですが、CTNが買取業者を独自審査した上で信頼できると判断された業者だけが参加しています。
当サイトが実施したアンケートによると、利用者の約4割が「想像より高く売れた」と答えた満足度の高いサービスです。
4位:ユーカーパック
査定方式 | オークション方式 |
提携業者数 | 約8,000社 |
最大同時依頼数 | 1社 |
大手参加 | △ |
相場表示機能 | あり |
電話の数 | 1社のみ |
キャンセル | NG |
利用料 | 無料 |
運営会社 | UcarPAC株式会社 |
ユーカーパックはオークション方式を採用するサービスで、電話の数が1社だけというのが最大の特徴です。
ユーカーパックには約8,000社も提携業者がいますが、査定は1度だけ受ければOK。
専用のオークションサイトに車を出品することで、全国の提携業者が入札を行います。
最低販売価格も設定できるので、自分が売りたくない金額で車を手放すというトラブルは起きません。
また、オークションの価格が希望額を上回ったときにだけ業者に個人情報が開示されるので、面倒な営業電話に悩まされることもありません。
デメリットは1度オークションサイトを挟むため、売却まで時間がかかること。
時間をかけてもストレスなく、じっくり売却先を探したい人にはおすすめのサービスです。
5位:楽天Car車買取
査定方式 | オークション方式 |
提携業者数 | 約2,000社 |
最大同時依頼数 | 1社 |
大手参加 | △ |
相場表示機能 | なし |
電話の数 | 1社のみ |
キャンセル | OK |
利用料 | 22,000円 |
運営会社 | 楽天Car車買取 |
楽天Car車買取はオークション方式のサービスで、電話は楽天1社からしかかかってきません。
査定も楽天のオークションアドバイザーによる1回だけで、全国2,000社以上が参加する専用オークションに出品できます。
出品準備は楽天が行ってくれる上、オークションの様子はライブ配信されるので自分の車の値段が上がっていく様子をリアルタイムで見ることが可能です。
また楽天が提供するサービスなので、同社のサービス利用者向けに定期的にキャンペーンを実施しています。
デメリットとしてはオークションが週2日(火・金)しか開催されていないため、結果がわかるまでに時間がかかります。
また成約手数料が22,000円かかるので、完全無料で使える他社のサービスに比べると費用が高めです。
6位:ズバット車買取比較
査定方式 | 一括査定方式 |
提携業者数 | 321社 |
最大同時依頼数 | 最大4社 |
大手参加 | ◯ |
相場表示機能 | あり |
電話の数 | 多い |
キャンセル | OK |
利用料 | 無料 |
運営会社 | 株式会社ウェブクルー |
ズバット車買取は一括査定方式を採用するサービスで、申込時に将来の相場予測まで見られるのが最大の特徴です。
申し込み完了画面で、全国の中古車買取データを基に算出した現在&半年後の買取相場を見ることができます。
売り時に悩んでいる人は、相場予測機能を活用することで車が一番高く売れるタイミングを逃しません。
提携業者数は321社と少なめですが、JPUCに加盟している大手買取店が数多く参加しています。
また住んでいるエリアの買取業者を一覧で見ることができ、口コミも確認できるので安心して業者選びが可能です。
7位:グーネット買取
査定方式 | 一括査定方式(選択式) |
提携業者数 | 約500社 |
最大同時依頼数 | 最大10社 |
大手参加 | △ |
相場表示機能 | あり |
電話の数 | 多い |
キャンセル | OK |
利用料 | 無料 |
運営会社 | 株式会社プロトコーポレーション |
グーネット買取は一括査定の中でも珍しい、自分で依頼先を選択して申し込む方式を採用しています。
郵便番号と売りたい車の情報を入力するだけで、近くにある提携業者が一覧で表示されます。
その中から口コミを見つつ依頼したい業者に申し込みができるので、無駄な電話の数を減らすことができます。
またグーネットは国内最大級の中古車情報サイトを運営しており、同サイトに掲載されている約40万台の販売価格を参考に相場を算出。
申し込みをする際に相場価格を表示してくれるので、自分の車の価値をわかった状態で査定を受けられます。
8位:カービュー
査定方式 | 一括査定方式 |
提携業者数 | 300社 |
最大同時依頼数 | 最大10社 |
大手参加 | △ |
相場表示機能 | あり |
電話の数 | 多い |
キャンセル | OK |
利用料 | 無料 |
運営会社 | LINEヤフー株式会社 |
カービューはLINEヤフーが運営する車一括査定です。
日本初の車一括査定としてサービスを開始、累計利用者は500万人以上の超老舗。
提携業者も大手はほとんど網羅しており、車一括査定を安心感で選びたい人におすすめです。
事故車や不動車、バスやトラックにも対応しており、どんな車でも一括査定できるのが強みとなっています。
また営業電話が一切ない、オートバックスで査定を受けられる一括査定も選べるので、不要な電話の数を減らしたい人にもピッタリです。
9位:ナビクル
査定方式 | 一括査定方式 |
提携業者数 | 65社 |
最大同時依頼数 | 最大10社 |
大手参加 | ◯ |
相場表示機能 | あり |
電話の数 | 多い |
キャンセル | OK |
利用料 | 無料 |
運営会社 | 株式会社エイチームライフデザイン |
ナビクルは東証プライム市場に上場している企業のグループ会社が運営する車一括査定です。
提携業者数は多くありませんが、全国展開する大手買取業者はほぼ全て提携済み。
安心できる企業を厳選して用意している点が特徴です。
申込後には相場を表示してくれる機能もあるので、自分の車の相場を知った状態で各社と交渉が可能。
最大10社に同時依頼できるので、電話の数を気にしなければ車を高く売るチャンスが増えます。
また査定依頼後にアンケート回答することで、事故車や廃車の査定依頼も可能です。
10位:カババ
査定方式 | フリマ方式 |
提携業者数 | − |
最大同時依頼数 | 1社 |
大手参加 | ✗ |
相場表示機能 | なし |
電話の数 | 1社 |
キャンセル | OK |
利用料 | 55,000〜110,000円 (成約時) |
運営会社 | 株式会社アラカン |
カババは一括査定というよりもフリマ方式に分類されるサービスです。
申込後は電話のやり取りも査定もカババ1社のみなので、余計な電話や査定の回数を極限まで減らせるのがメリットです。
査定後は専用のフリマサイトに掲載し、その車が欲しい人から問い合わせがあった際に対応を行います。
サービスの仕組み上車一括査定よりも売却に時間がかかりますが、希望額で掲載できるので納得の価格で手放せる可能性が高まります。
また個人売買でありながらカババが取引に介入してくれるので、後々トラブルに発展する心配がありません。
希少車や旧車などでも出品OKなので、他社で断られてしまった車を売りたい人にもおすすめです。
車一括査定の利用の流れ4STEP
車一括査定サイトで申し込む
車一括査定は各社が専用の申込みページを用意しており、そこから申込みを行います。
各社ともに申込時に入力する情報は限られており、1分もあれば申込みが完了します。
入力するのは各社共通で「車種・年式・走行距離・氏名・電話番号・郵便番号」となっているケースがほとんどです。
電話で査定の日程を調整する
申込みが完了すると、上位3社から電話がかかってくるサービス以外はすぐに電話がかかってきます。
電話で査定額が伝えられることは稀で、ほとんどの場合は「実際に車を見せて欲しい、そこで価格を伝える」という内容の電話です。
査定の日時はこちらから希望することができるので、自分の都合の良い日程を伝えましょう。
電話で急に日程を決めることになるので、あらかじめ自分のスケジュールを確認しておくとスムーズに会話ができます。
都合の良い日程で出張査定を受ける
車一括査定で申し込むと出張査定になるケースがほとんどなので、自宅または自分が指定した場所で査定を受けます。
査定の時間は30分〜1時間程度で、立ち会いは必須ではありません。
各社を同時刻に呼んでしまえばそこで相見積もりができるので、その場で最高価格を引き出すことも可能です。

相見積もりの様子
先ほど査定は立ち会い必須ではないと紹介しましたが、筆者は必ず各社を同時刻に呼んで立ち会いの上で相見積もりを取っています。

その方が競り合いが起きるので高くなります
査定額を比較して売却先を決める
各社の査定結果が出たら価格を交渉し、最終的にどこに売却するのか決めます。
もちろん希望額に満たない場合は、どこにも売らずに各社に帰ってもらうことも可能です。

査定結果
査定結果は名刺の裏に記載する業者、公式ラインから送信する業者、紙で見積書を発行するう業者とそれぞれ違います。
各社ともにできれば安く買い取りたいと考えているため、ここでは交渉術が試されます。
当サイトでは「騙されてはいけない買取業者のセリフ5選」として買取業者との交渉術をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
また詐欺被害に遭わないために「今すぐできる詐欺対策6つ」というのも公開しているので、こちらも合わせてご覧いただくことをおすすめします。
車一括査定を利用する際の注意点3つ
1.地方では複数の業者に査定依頼できない場合がある
提携業者数が少ない車一括査定サービスだと、地方部においては買取業者とのマッチングがしにくい可能性があります。
当サイトが全国に住む車一括査定利用者にアンケートを取った結果、車一括査定の入札数は都心部と地方部で約18%もの差があることがわかりました。
中でも、北海道は平均1.50社、岡山県は平均1.00社という結果も出ています。
最低でも3社は比較したいところなので、1〜1.5社では十分な結果とは言えません。
提携業者は車一括査定によって異なるので、複数の買取業者とマッチングしなかった場合は別のサービスを併用しましょう。
2.同時査定を了承する業者かどうか確認する必要がある
複数の業者を同じ時間・場所に集めて査定を受ける同時査定は、買取業者によっては対応していないケースがあります。
何も言わずに全社を同日・同時刻に集めるとトラブルに発展する恐れがあるので、必ず査定日を決める電話で同時査定である旨を伝えましょう。
必ず1社だけで見させて欲しいと言われた場合は、それでも査定を受けたい会社かどうかを考慮してから決めましょう。
3.「最大3社から電話」は「3回しかかかってこない」ではない
後発の車一括査定に多い「最大3社からのみ電話連絡」というサービスは、電話が3回という意味ではないので注意しましょう。
電話に出るまでかけ続ける業者がほとんどなので、数十回の着信があるというケースも珍しくありません。
それでも、10社が10回ずつかけるのと3社が10回ずつかけるのでは電話の総量は大きく異なります。

電話が少ないというのは事実ですね
よくある質問
車を売るために必要な書類は?
車の売却時には「絶対必要な書類」と「あったら高く売れる書類」の2つがあります。
車を売るときに必要な書類
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 自動車税の納税証明書
- リサイクル券
- 普通車:印鑑証明書と実印
軽自動車:認印と住民票
あったら高く売れる書類
- メンテナンスノート
- 点検記録簿
- 取扱説明書
- 付属品の説明書
買取業者が丁寧に教えてくれるので心配は不要ですが、あらかじめ用意しておけば思いがけない高額査定が出たときすぐに売却できます。
残クレやローン中の車でも売れる?
残クレの途中やローンの返済中でも車を売ることは可能です。
名義が自分になっていればローン会社の許可なく売却できますが、名義がローン会社の場合は事前に一括返済を求められる可能性があります。
査定自体はローン会社の許可なくできるので、買取業者にローンや残クレ中であることを相談することをおすすめします。
買取業者は残クレやローンの返済中の車の売却に慣れているので、的確なアドバイスをくれるケースがほとんどです。
詳しく知りたい人は「ローンが残ってる車や残クレの車売却は「名義」が重要」の記事をご覧ください。
車を高く売るコツは?
複数の業者を競わせること、自分で交渉することの2つは絶対です。
その他のコツは「【車を高く売る方法】今すぐ使える13のコツと交渉術、絶対NGな行為を紹介」でご紹介しています。
また、交渉するためには自分の車の相場を知っておく必要があるので、当サイトが提供する個人情報なしで車の相場がわかる機能をご活用ください。
車を売るなら車検前と後のどっちがいい?
絶対に車検前です。
車検の前に売っても減額はありませんが、車検の後に売ったからといって大幅増額されることはないのです。
「売ることが決まっているなら1日でも早く」が車を高く売る鉄則です。
詳しくは「車検前1〜2ヶ月が一番お得に車を売却できる!現役ディーラーマンが理由を解説」で解説しています。
車一括査定はキャンセルできる?
キャンセル可能ですが、申込みをしたあとは各業者にキャンセルを伝えることになります。
車一括査定の役目は買取業者に車の情報と連絡先を教えることです。
電話番号が買取業者に渡ったあとは各業者とあなたのやり取りになるので、かかってきた電話でキャンセルを伝えましょう。
査定を受けたあとにキャンセルする場合は、「希望額ではなかった」と伝えればキャンセル完了です。
売買契約後にキャンセルしたい場合は、各買取業者との契約内容により可否が異なるので、買取業者に相談しましょう。
車一括査定の電話が多いのはなんで?
電話は査定の日程を決めるもので、査定をしないと車を買い取れないからです。
買取業者は車一括査定サイトに掲載料を払い、その対価として査定希望者の個人情報を得ています。
そのため申込みがあったら査定を受けたいと考えるのは当然です。
そして同じように考える業者が何十社といるため、しつこく電話をかけてでも査定の日程を決めようとするのです。
車一括査定の電話を止める方法は?
電話に一度出て「電話をやめて欲しい」と伝えることです。
車一括査定で申込みをすると査定の意思があるとみなされ、各社は見込み顧客として電話をかけてきます。
そのため直接理由を説明しない限り、見込み顧客として扱われるので何度も電話がかかってきます。
面倒でも一度電話に出て、電話をかけてほしくない旨を伝えることで、顧客リストから除外されて電話がかかってこなくなります。
車一括査定で減額されたらどうしたらいい?
まずは落ち着いて減額の理由を聞いてみましょう。
減額の理由に心当たりがあれば、減額に応じるか契約自体をキャンセルするかの二択です。
しかし心当たりがない場合は減額に応じる必要はありません。
話し合いで解決しない場合は消費生活センター「188」に電話をかけて相談しましょう。
減額トラブルについては「契約後に査定額が下がる「減額トラブル」に要注意!回避方法6つ紹介します」で詳しくご紹介しています。
まとめ
車を高く売るなら活用したい車一括査定、選ぶポイントは以下の5つです。
<車一括査定を選ぶ5つのポイント>
これを踏まえて、当サイトがおすすめする車一括査定ランキングTOP10は下記です。
また、注意すべき点もご紹介していますので、車一括査定選びの際には参考にしてください。
車一括査定は電話が多いほど高く売れ、電話が少なくなるほど価格も安くなる傾向があります。
下記の分布図を参考に、自分がどの車一括査定を選ぶべきかしっかり考えましょう。
正しく使えば、電話の数も抑えながらディーラーよりも数十万円以上も車を高く売ることも十分可能です。
当サイトでは、実際に車一括査定を使った記事を数多くご紹介しているので、「車売却の体験レポート」も参考にしてください。
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