人生の中で家の次に高い買い物と言っても過言ではないお車選びは慎重に行いたいですよね。
その中で代表的な問題は、新車と中古車のどちらにするかという点です。
今回は現役ディーラーマンの私が実際にお客様によく聞かれるポイントを抑えながら解説させていただきます。
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新車か中古車か迷ったら?それぞれのメリット
まだ自分が車を買ったあとにどんな使い方をするのかイメージがつかない時、新車と中古車どちらにするのか悩みますよね。
どちらも一長一短ですので、それぞれのメリットを紹介していきます。
新車のメリット3つ
1.最新装備がついている
案外見落とされがちなのですが、新車は中古車と比較して車内の快適さや事故対策が段違いに良いと言えます。
内装のデザインや快適性能は日々改良されているため中古車にはない快適さを得られると思います。
また、静穏性や運動性能、燃費に関しても同様のことが言えます。
仕事柄様々な年式の車両を運転しますが、こと静穏性に関して軽自動車はその進化が顕著です。
2.メンテナンスや修理の必要性が少ない
新車は初回車検が通常の間隔よりも1年多く(つまり3年)、また、劣化の無い状態で手に入れられるので故障のリスクが中古車よりも少ないです。
しかも、新車の場合は最初の数年間にメーカー保証を付帯されていることが多いため、その期間内であれば万が一トラブルが発生しても無償修理になる場合がほとんどで予定外の出費を抑えることができます。
3.好みの仕様を選択することができる
グレードや色など、完全オーダーメイドで自分好みに選択することが可能です。
例えば最近発表されたレクサス「LBX」では、内外装の組み合わせにより約33万通りから自分だけの1台を作れます。
これはオーダーメイドができる新車ならではのメリットです。
中古車のメリット3つ
1.支払総額を抑えることができる
当然のことではありますが、中古車は新車に比べて一般的に本体価格が安くなります。
そのため、購入したい車両が新車で登場しても数年我慢すれば同じ車種やグレードでもより手頃な価格で購入することができます。
参考【30万円以下で軽バンの中古車を買ってみた】激安車を探す方法と選ぶポイント
2.任意保険料を抑えることができる
前項と関連して、中古車の場合は同じ車種やグレードでも本体価格が安いため、自動車保険料も新車に比べて低くなることがあります。
これにより、中古車の方が維持費用が抑えられる可能性があります。
車両維持費としてよく税金や燃費を気にする方が多いですが、任意保険料(車両保険)も無視できない金額だと思います。
3.カスタム済の車両を手に入れることができる
少し趣向は異なりますが、車好きの場合はこちらもメリットです。
メーカー純正カスタムであれば新車購入時に選択することができますが、社外品のエアロを取り付けていたり、レーシング仕様にしていたりと、納車時点から自分好みの仕様になっている車両を手にすることができます。
また、生産終了したモデルや過去に販売されていた限定車などは中古車でなければ入手できませんね。
参考いすゞビークロスを買ったので好きなところを画像つきで紹介します
デメリットについても知っておこう
新車と中古車それぞれに魅力がありますが一長一短で、手放しにどっちの方がいいとは言い切れません。
ここではそれぞれのデメリットも紹介していきます。
新車のデメリット4つ
1.本体価格が高い
新車は償却が進んでいないため価値が高いというのもありますが、中古車と比べて安全対策や快適装備を多く有していることもあり、車両価格が高額です。
そもそも徐々に新車価格が上昇しています
極端な話、昔の車は電動ステアリングじゃなくて油圧式のパワステだったし、窓もパワーウインドウではなくて手回し式だったし、カーナビもバックカメラもありませんでしたよね。
そういった消費者の要求レベルがあがるにつれ、装備品も増えて価格も上昇しているというわけです。
2.任意保険料が高い
新車は保険料などの固定費用も高くなる傾向があります。
これは単純に車の価値が高いので、車両保険料などが高額になるのです。
車両保険をつけなければ、新車割引や安全運転支援システムの割引を受けられ保険料も安くなりますが、新車で車両保険をつけないというのはオススメしません。
3.型落ちのリスク
よく聞く声ですが、車をステータスとして捉えていて高級車の新車を購入される方は、モデルチェンジがあった場合に、自分の車が次第に旧型になるのが辛いと言っていました。
古くさいのが嫌だという方は、頻繁な車の買い替えが必要になる可能性があります。
4.納車までの待ち時間が長い
新車を注文する場合、車種によってはディーラーと契約してから納車まで長いと年単位で待つ必要があります。
最近だとランクルは一時期4年待ちでした。
現所有の車両が故障などで乗れなくなったから乗り換えたいとなった場合、その長い待ち期間をどのように過ごすのかが課題となってきます。
中古車のデメリット4つ
1.車の状態や品質にかなりバラツキがある
中古車は過去の所有者が使用していたため、車の状態やメンテナンスの履歴に関してかなりのばらつきがあります。
どんな地域で使われていたのか、どんな走り方をしていたのか、どれくらいの頻度でオイル交換や定期点検を受けていたのか、喫煙していたのか、ペットを乗せていたのか、どんな洗車をしていたのか、事故をしたのか、修理をしたのかなどなど。。。
挙げればキリがありません
ディーラーの認定中古車などは、自社でずっとメンテナンスをしてきた車両がほとんどです。
そのためどんなメンテナンスをしてきたかも一目瞭然で、安心して乗れる中古車といえます。
しかし業者オークションと呼ばれる場所で仕入れた車は、どんなメンテナンスを受けてきたのかわかりません。
買ってきたはいいけど壊れているなどもあり、安心して乗れるかと言われればそうではありません。
こういう動画も出ているよ
私の勤めている会社では、グループ会社の指定工場で全車両点検をして、消耗品もすべて交換し、自社の鈑金工場で外装を綺麗にしてから納車しますが、そういったステップを外注に任せている中古車屋であればクオリティも下がりますので、中古車を購入する場合は販売店選びも非常に大切です。
2.保証期間が短い/ない
中古車には、新車のような数年単位のメーカー保証のない場合がほとんどです。
ディーラーによっては一定期間の保証を提供している場合もありますが、範囲や期間に制約があることがあります。
故障や不具合が発生した場合、自腹で修理費用がかかる可能性が高くなります。
参考【走行距離10万キロの中古車買ってみた】交換部品の詳細と修理費用を公開
3.装備や機能が旧世代
中古車は新車に比べて安全・快適機能や運動性能の劣る場合が多いです。
スライドドアが新車なら電動なのに中古車だと手動など。
中古車は新車に比べて最低でも数年経っているわけですから、当然機能などは劣ります。
特に最近の車は安全運転支援システムの差が大きく、中古車だと満足な機能が付いていないこともあります。
4.車の選択の制約
新車の場合は自分好みの色やグレードその他仕様を選択することができますが、中古車の場合は自分好みの車を探すことになります。
条件が完全に適合している車両を見つけることは至難の業なので、何かを妥協することになるでしょう。
現役ディーラーマンのおすすめは「新車」
たくさんのお客様と向き合ってきた私のおすすめは新車です。
「この年式のこのモデルじゃないと嫌だ!」ということがない限り、新車をメーカー保証期間内で所有して入れ替えていくのがベストだと思っています。
ここではその理由を紹介させていただきます。
理由1.故障による修理費用がかからない
個人的にはこれが一番推したい理由です。
中古車の場合、その年式や前所有者の使い方、メンテナンス方法などによっては何度か故障して修理が必要になるでしょう。
中古車の場合はその修理費用がすべて自腹になります。
しかしながら新車の場合は劣化のない状態で手に入るため故障リスクが低いうえ、万が一故障してもディーラーの保証期間内である場合が多く、費用を負担する心配がありません。
つまり、想定外の出費発生のリスクが限りなく低いのです。
理由2.人生設計の変更に柔軟対応可能
例えば車を購入して5年乗るとして、新車は5年落ちですが中古車はもっと年数が経過しています。
また、5年経過程度では車両として頻繁に故障するようなことは考えにくいです。
つまり、新車を購入すれば、欲しい車がないからと長く乗り続けることも、急に車を売ったり入れ替えたりしなくてはならなくなったとしても対応することができるということです。
つまり資産になるということですね
理由3.傷や匂いのストレスがない
中古車の商談時に、お客様のテンション低下を招く要因のひとつが車内の匂いです。
匂いというのは前所有者の使い方・・・芳香剤の趣味から車内喫煙や食事、体臭、ペットや臭気の強い荷物を載せていたという習慣の塊です。
専用の設備を駆使して脱臭に努めても限界はあり、多少は何かの匂いが残ります。
それがお客様に相性の悪い匂いだとしたら、どんなに綺麗で装備が充実していたとしても車内空間が不快で最悪なものになります。
それを数年間使わなければならないリスクを回避できるというだけでも、新車に乗る価値はあると思います。
実際にあったのが、別業者でオークションで競ってもらって中古車を購入したものの車内の匂いに耐えられないと言って弊社に来店。
納車から4ヶ月目で乗り換えたという事例です。
新車は高いですがその分メリットも多く、ほとんどの人がトラブルなく長く安心して乗り続けられます。
こうした意味でも、私は車について悩むことがない、新車をおすすめしています。
維持費がコミコミ、納車が早いのはもちろん、ネットで車選び〜契約までできちゃいます。
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新車が向いている人の特徴
新車中古車の選択は一概に、すべての方にどちらかをおすすめできるものではないため、下記に新車が向いている人の特徴を紹介させていただきます。
1.維持費用に余裕がある人
新車は価格が高く、任意保険料も高額になる傾向があります。
下取金額もまともにつくので最終的な支払総額はそこまで差はつかないのですが、日頃の経済状況に対して車両維持費が高くても問題ない方に向いているのかなとは思います。
2.納車までの待ち時間に耐えられる人
新車を注文する場合、車種によっては納車までかなりの期間を要します。
特に新型アルファード・ヴェルファイアは抽選販売方式を採用するディーラーも多く、納期も長い上に抽選に当たらないと購入できません。
現所有車両の車検有効期限が十分に確保できていたり、車を運転できない状態が長期間続いても問題ない方は新車を購入しても良いでしょう。
3.色やグレードにこだわりのある人
中古車の場合、完全に条件が合致する車両を見つけるのは至難の業で、条件のうちのどれかを妥協して購入する場合がほとんどです。
そういったことから、希望条件が多く、かつ妥協できない場合は新車でオーダーメイド購入したほうがいいと思います。
中古車が向いている人の特徴
新車だけではなく、中古車もその特性を理解して購入すればメリットはたくさん存在します。
ここでは中古車に向いている人の特徴を紹介していこうと思います。
1.月々の支払いを抑えたい人
新車でも残価クレジットやローンの長期契約などで月々の支払いをある程度抑えることができますが、それでも中古車の方が一般的に金額を抑えることができます。
参考【現役執筆】残クレはやばい!?後悔しても遅い7つのデメリットを徹底解説!
予算に制約がある人や、車に大きな出費をしたくない人にとっては中古車の方が向いていると言えるでしょう。
2.特定の車種やグレードを探している人
新車に向いている人の特徴として、自分好みの仕様を容易に選択できることを説明しました。
しかしそれは現在新車販売されている車両に対してであって、例えば現在販売されていない仕様を求めている人には中古車の方がいいと思います。
例えばマニュアル車が欲しい場合、現在マニュアル設定の車種はかなり限定されているため、マニュアルに乗りたいと思ったらそれだけで選択肢が狭まります。
しかし昔の車種であればある程度幅が広がります。
そして実際のお客様で多いのですが、マニュアル設定を希望している方はパーキングブレーキも電子式ではなく手で引くタイプをご希望されます。
しかし、現在新車販売でそのような設定の車種は本当に限られますのでそういった意味でも中古車から探したほうがいいと思います。
事実、私も今乗っている車はMT車かつ手引きのサイドブレーキにこだわり、中古で購入しました。
車にこだわりがある人は中古車が向いています
3.最新の安全・快適機能や運動性能、外見にこだわりのない人
型落ちの車は内外装が古臭く感じたり、走行支援や快適装備に乏しく不便に感じることが多いのですが、そういったことに対して抵抗のない方は向いていると言えます。
実際、元々簡素な機能の車両に乗ってきている方にとっては、ベンチレーションやシートポジションの記憶装置がなくても今乗っている車と変わりません。
そのため、それが原因で後悔したりすぐ買い替えたりする事例はありません。
結局新車と中古車ってトータルコストが安いのはどっち?
これはよくお客様から質問を受けますが、車種や年式・色・走行距離・内外装の傷の程度などで大きく異なること前提で、中古車の方が安いです。
以下にその理由を説明します。
1.購入価格
中古車は新車に比べて価格が低いため、購入時のコストを抑えることができます。
例えば下記の表は、「ホンダ ステップワゴン」を新車と中古車で購入したときの価格表です。
新車 | 3年落ち | 5年落ち | |
購入価格 | 395万円 | 307万円 | 229万円 |
細かい条件などは異なるため、一概にどちらがお得とは言えませんが、単純に費用の大小で見れば違いは歴然です。
中古車の方が価格が安いので、とにかく費用を抑えたい場合は中古車を選択することになるでしょう。
2.任意保険料
中古車は新車よりも車の価値が低いため、自動車保険料も比較的安価となることが多いです。
主に車両保険料が変わります
3.下取金額
下取り金額に新車と中古車の差はなく、年式と走行距離や事故歴などが考慮されるだけです。
同じ車に5年乗っていたとして、新車であれば5年落ち、3年落ちの中古車であれば合計8年落ちになります。
当然5年落ちの車の方が高く売れるため、そうした意味では新車の方が下取り額が高いといえます。
しかしこれは新車中古車の差ではないので気にしなくてOKです
ただし、何度も繰り返しますが中古車には故障修理のリスクがあります。
コストだけ考えて中古車を購入しても、修理すると結局新車買えばよかったと後悔することになりますし、そういったお客様をたくさん見てきました。
また、ハイエースやミニバン、SUV/RVのような人気車種だと下取金額が高くなりますが、軽自動車やツーリングワゴンのような人気でない車種だと下取金額がつかないので注意が必要です。
加えて、中古車市場は様々な要因で相場変動が起こるので、割高で購入したり想定よりも安い金額で下取されることもしばしば。
コストをそこまで気にするのであれば多少節約にならなくても残価クレジットで修理費用リスクの低い新車を買って月々の支払いを抑え、充実した装備の車両で快適なカーライフを送ったほうが得だと思います。
次章からは、実際に新車を買って失敗したお客様の事例や、中古車を買って失敗したお客様の事例をご紹介していきます。
新車を買って失敗した人
新車を購入して失敗したとお客様からよく聞くパターンは、グレードやメーカーオプションの選択ミスです。
私が営業だった頃はお客様とよく会話し、車を使うシーンを具体的にイメージして共有しながら仕様を決めていくようにしていたので、できる限り快適に利用してもらえるようなオプション選択を提案させていただいていました。
しかしながらお客様の中には少しでもコストを抑えたいと考えてオプションを削っていく方がいらっしゃいます。
事例としては、新車でルーミーを購入されたお客様で、グレードをXとGのどちらにするか迷っていました。
いろいろ仕様に差があるのですが、最も大きな差がエアコンがオートかつまみ式かです
上級グレードのGがオートエアコンです。
私の住んでいる地域は北海道。冬は極寒なのでオートエアコンでエンジンが温まるまで風量などを制御してもらった方が絶対に便利なのですが、、、毎日乗るわけじゃないからと結局Xを選択されました。
納車した最初の冬、定期点検で来店された際にお車の調子を聞いたところ、オートエアコンでないことを強く後悔されていました。
お車は高い買い物であり、特に郊外にお住いの方にとっては第二の家ですから、ある程度金額の妥協はせずに装備を充実させることをおすすめいたします。
中古車を買って失敗した人
これで圧倒的に一番多い事例は、修理しすぎて逆にお金がかかることです。
経済的事情等で購入・維持費をできる限り抑えたい人は一定数おり、その中でもかなり条件の悪い車両を購入される方に多いパターンです。
事例としては、10年落ちのミニバンを購入されたお客様
10年落ちと言っても、オークション評価はかなり低く、走行距離14万キロで修復歴がないものの外装も凹みや傷がひどい状態。
経験上、外装の程度が悪い車両は所有者の車に対する愛情が薄く、メンテナンスが適当で危険な車だと想像がつきます。
リスクを説明して、予算を上げ、より条件の良い車両を選定しようと提案したのですが結局予算を確保できず購入しました。
「このメーカーの車は壊れにくいから大丈夫」と言って、あまり私の説明を本気にしてくれませんでした。
どうせ営業だからできる限り高い買い物させたいんでしょ?という人いるよね…
車両を販売するからにはできる限りの整備をして、外装も修理して販売させていただき、こと外装に関してはクオリティに大満足いただけました。
しかしながら購入して半年ほど経ってからエンジンチェックランプが点灯してエンジンを修理。
その数か月後にエアコンのコンプレッサが壊れて交換、その次はダイナモが壊れて、、、と、数万円単位の修理を頻繁に実施することになりました。
お客様は、修理分予算をあげてまともな車にすればよかったと後悔していました。
どのメーカーが壊れやすいだとか壊れにくいだとかはある程度ありますが、中古車は個体差が大きくその範疇に収まりません。
購入金額の安さばかりを追い求めた結果、逆に修理費用で出費がかさむ場合がありますので注意が必要です。
参考【80万円】ビッグホーンのエンジン故障から載せ替えるまでの修理記録
新車と中古車、どっちの方が後悔している人が多い?
後悔している人が多いのは圧倒的に中古車です。
体感的な割合なら新車5%中古車95%くらいです。
中古車購入で後悔した方の大半の理由は、やはり故障修理費用がかさむことです。
結局最初からお金かけていれば、もっと壊れにくくて新しい車に乗れていたのにという意見ですね。
また、新車のお客様の後悔の理由も、先述の通りグレードや仕様をケチって安い方を選択し失敗したというものが多いです。
せっかく高い、そして年単位で所有するものなので、ある程度妥協せずに予算をあげ、ワンランク上の車両を検討された方がいいと思います。
新車がいいけど高くて買えない…少しでも安く買うコツ
装備や機能のクオリティを考えたら新車の方がいい。
でも予算オーバーになる。
という声をよく耳にします。
ここでは少しでも購入金額を抑えるコツを紹介いたします。
コツ1.キャンペーンやセール時に買う
決算セール時に購入しましょう。
ディーラーは店舗毎に親会社あるいは銀行との取り交わしで、年間の販売台数あるいは売上の目標を設定しています。
決算直前はその追い込みをかける時期のため容易に割引してくれます。
他の時期のキャンペーンでも、そこまで金額の割引はなくとも用品取付無料だとかで実質的な割引も実施されていますので、ぜひイベント時に購入することをおすすめいたします。
ディーラーによっては、軽自動車のグレードが1つ変わるくらい実質的に値引くことがあるので、ぜひセール時に購入しましょう。
コツ2.残価クレジットの利用
月々の支払金額を抑えるのであれば、確実に残価クレジットがおすすめです。
結果的に金利を割高に支払うデメリットはありますが、車両の下取想定金額をディーラーと取り交わすことでそれを見込んだ金額で月々の支払金額を決定できるため費用を抑えることができます。
ちなみに、残価クレジットの話をすると支払いがずっと続いてしまうだとかの理由で抵抗感を示す方が多いのですが、みなさんはアパートやマンションの契約期間の家賃は一括で払っていますか?
ほとんどの方は月々数万円の家賃を支払って生活し、収入が安定したらマンションや一軒家を購入されると思います。
それと残価クレジットは同じだと思っていただければいいと思います
残クレで買った車も、全額返済すれば所有権解除ができるので自分の車にできます。
参考【画像あり】残クレで買ったホンダファイナンス名義の車の所有権解除をしてきた
コツ3.値引き交渉をする
過剰な値引き交渉は今後のディーラーとの付き合いが悪くなるのでおすすめしませんが、商談は交渉事なので「安くして欲しい」と伝えることは大事です。
営業マンがノルマに追われる月末を狙う、購入の意思をハッキリ伝えるなど、相手の立場を考えて「値引きしたいお客様」になることが大事です。
私がおすすめする交渉テクニック10選はコチラで詳しくご紹介しています。
コツ4.今の車を高く売る
下取り車があれば、少しでも高く売ることで車購入費用の足しになります。
ディーラーの下取り価格はあまり高くないのですが、それを知らずにおすすめされるがままに下取りを利用してしまう人が多いのが実情です。
事実、筆者もディーラー下取りで25万円と言われた車が、買取業者に売却したら55万円になりました。
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それだけ次の車の購入資金が増えたことになり、お得に新車を買うことができました。
今の車を買取業者に高く売るためには、車一括査定を活用しましょう。
車一括査定とは
車一括査定は、一度の申し込みで複数の買取業者に査定依頼ができる便利なサービスです。
中古車にはハッキリした値段がないので、1社の査定だと「もっと高く売れた可能性」を潰してしまうのです。
最低でも3社の査定は受けるべきだよ
車一括査定を使えば業者同士が勝手に競い合うため、面倒な交渉ナシで車が高く売れるのです。
自分で買取業者を回ると、時間もかかるし交渉も面倒、、
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新車の値引きが少ない中、少しでも車が高く売れればそれだけお得に車を買い替えることができます。
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絶対失敗したくない!掘り出し物の中古車を探すコツ
先述の通り、中古車は個体差が様々であり、個体ごとの見極めが肝心です。
その中でどのような車両であれば失敗しないのかを紹介していきます。
コツ1.ディーラー管理顧客の下取車両(認定中古車)
インターネットの記事には「オークションで分母を大きくして掘り出し物を探すのがコツである」と書かれていることが多いですが、むしろ逆だと思っています。
オークションに出品されている車両を落札して何度も触れているのでわかりますが、エンドユーザーからクレームが来ないことをいいことに部品の配線を適当に切断したりなど、オークションの傷を評価する審査員が評価しないところで車両をぞんざいに扱っている業者が多いのが事実です。
また、仮に程度の良い車両が出品されたとしても、インターネットオークションでは日本中ではなく世界中のディーラーが目を光らせているため、それなりの値段がついてしまいます。
中古車に関しては掘り出し物という概念はなく、いいものは高いというのが常識です。
中には市場価格よりも安く販売している中古車屋もありますが、修復歴車を「修復歴なし」と偽って販売するなどの悪質店の可能性があります。
参考【店員が暴露】修復歴や水没車を隠して販売する悪質な中古車屋の見分け方
なのでおすすめは、ディーラーの中古車展示場に直接足を運んで素性を確認することです。
普通のディーラーであれば、店頭に並べている車両は管理顧客が車両を買い替えた際の下取車両であることが多いので、整備もディーラー自身が実施しています。
前所有者がどんな使い方をしていたのかも知っています。
もしこの記事を読んでいるあなたが車に関する知識がなかったとしても、前所有者の管理が行き届いていた車両なら、営業が自発的にアピールしてくれますのでその車両を購入することをおすすめいたします。
コツ2.現状販売は避ける
現状販売は支払い総額を抑えるための有効な手段のひとつですが、失敗したくないのであれば避けましょう。
現状販売を販売店が提案してきたということは、そのお店が責任を負えないほどに車両の状態が悪いということです。
なので購入して即故障が発生するという例も珍しくありません。
ご自身で整備できない方は特に現状販売は避けましょう。同じ理由で個人売買もおすすめしません。
参考【実録】車の個人売買って危険?実際に軽自動車を買ってきたけど壊れてました
コツ3.修復歴有の車両
こちらは失敗しないというよりも、いい車をみつけるためのコツです。
そもそも修復歴の有無とは、車両の交換できない部品、つまりフレームの修復歴です。
この修復歴というのは修理の規模によらず明記する必要があります。
なので、事故で横転してフレーム全体が大きく歪んでも、縁石などに当ててフレームの一部分が少し凹んだだけでも、同じ”修復歴有”と表記されます。
前者であれば車全体にダメージが入っており購入はさけた方がいいですが、後者の場合はさほど車両に影響がありません。
それでも修復歴有というだけで大きく値引きされて販売されています。
そのため、ディーラーの在庫車両で修復歴有の場合はその内容をよく確認して、程度が軽ければお得な商品であると言えます。
コツ4.プロに車探しを依頼する
中古車は当たり外れが激しいので、プロに車探しを丸投げしてしまうのも手です。
最近は中古車提案サービスも充実しており、自分でリスクを冒して中古車選びをするメリットも薄れてきています。
また、中古車カーリースを活用して、自分の所有物にしないという手もあります。
中古車無料お探しサービスとは
中古車無料お探しサービスとは、車選びのプロに欲しい車の条件を伝えるだけで、あなたにピッタリな車を探してくれるサービスです。
伝える条件はザックリしたものでOKで、あとはプロが条件に見合った車を探してきてくれます。
- アウトドア向きのSUVが欲しい
- 予算50万円で通勤用の車を探している
- 就職・進学で急いで車が欲しい
- 予算気にせず、探して欲しい車がある
おすすめは「ズバブーン中古車無料お探しサービス」
画像:ズバブーン公式サイトより
ズバブーン中古車無料お探しサービスは、ネットに出回っていない非公開車両を提案してくれるサービスです。
実は、中古車情報サイトに掲載されているのは全体の約30%と言われています。
良い条件の車は各中古車販売店が独自に在庫として抱えているので、個人で探しても掘り出し物は見つかりません。
納得の1台を見つけるなら、こうした無料サービスを活用しましょう。
維持費も含めて定額払いが良いという人は、中古車カーリースもおすすめです。
オリックス・カーリースオンラインは、新車だけではなく中古車もカーリース契約可能。
月々定額で車に乗れる上、契約終了時は車をもらうこともできます。
取り扱い車種は、全車車両検査を実施済みの安心して乗れる車だけとなっています。
現役ディーラーマンに聞いてみた!新車と中古車よくある質問
私がよくお客様から受けていた新車と中古車に関する質問を紹介したいと思います。
新車か中古車か迷ったらどっちを買えばいい?
予算に余裕があるのであれば間違いなく新車です。
新車の方が安全・快適機能が充実しているだけでなく、リセールも高く、故障のリスクが少ないためです。
修理費用がかかるかもしれないと考えて貯金するくらいなら、そのお金を予算に組み込んで新車を購入してしまいましょう。
新車は買うなって言われたけど、どうなの?
必ずしもそうとは限りません
新車は中古車と比較して月々の支払いが高くなりますが、資産価値も追随して高いため損をするとは言いきれません。
急遽買い替えるとなっても下取金額もある程度保証されていますし、自分の使い方に沿った仕様に設定できるため、一概に買わない方がいいとは思いません。
車は中古で十分って言われたけど、本当?
所有される方が車に何を求めているのかによると思います。
例えば次の車へのつなぎで車検も通さないと言うのであれば、確かに安価な中古車でいいと思いますが、できる限り長く乗りたかったり、ある程度車内空間や外装のクオリティも欲しい、修理にお金をかけたくないというのであれば新車の方がいいです。
自分が車で(車を使って)どんな生活を送りたいのか具体的にイメージすることが大切です。
イメージ作りのお手伝いと、それに沿った車両を提案するのがディーラーマンのいる意味のひとつだと思っています。
軽自動車の中古車ってやめたほうがいい?
これは確かに一理あると思います。
といいますのも、一概には言えませんが、どうしてもメンテナンス不足だったり、修復歴がなくともぶつけたり傷をつけた痕跡があったりする車両が多いためです。
また、車種やモデルによっては合わせ板(タイヤハウス周りの鉄板等)がさびやすいなど劣化の早いものがあり、足車目的で無い限りそのようなモデルはオススメしていません。
走行距離10万キロ越えの車両でもすぐ壊れたりしない?
その車のメンテナンス状況によります
弊社の展示車両の中には過走行車両もあるため、そちらを提案するとよくこの質問を受けます。
ここまで走行距離が多いと個体差が非常に大きく、確かに長く(4年以上)乗りたいのであれば避けた方が安全だと思います。
ただし、そのディーラーの管理顧客であれば話は別で、使われ方やメンテナンスの頻度などを把握しているはずです。
その営業がわからなくてもデータベースに記録されているはずなので履歴を追って確認してもらいましょう。
オイル交換の頻度と12ヶ月点検を受けているかがポイントです。
12ヶ月点検をする方は車両に対するメンテナンス意識の高い方なので、大抵10万キロ走っていても大丈夫です。
参考【走行距離10万キロの中古車買ってみた】交換部品の詳細と修理費用を公開
まずはネットを使って車を選べば、全メーカー・全車種から自分にピッタリの1台が見つかります。
ズバブーン:欲しい車の条件を入力しておけば、中古車市場に出回る前の非公開車両を無料で紹介してもらえます。
まとめ
- 新車は好みの仕様にできる、修理費用のリスクが小さいことがメリット
- 毎月の支払金額は中古車よりも高くなるため、経済的余裕のある人向き
- 中古車は毎月の支払金額を抑えられ、納車待ちが短く済むことがメリット
- 故障リスクが高いので、程度のいい車両を選ぶことが肝要
- 新車は決算セール時、中古車はディーラーの顧客から下取した車両がお得
ここまで、新車と中古車それぞれの特徴を紹介いたしました。
結論として一概にどちらがいいとは言い切れませんが、私は新車購入をオススメしております。
実際のお客様からも、同じ中古車にしてももっと高年式のものにしておけばよかっただとか、ここまで高年式の中古車なら自分で仕様を選べるしメーカー保証も長いから新車にしておけばよかったといった声を聞きますので、迷ったら予算を少し背伸びして検討されたらいいと思います。
また、善良なディーラーであればお客様の目線に立ち一緒にどんな車がいいのか悩んでくれますので、一度直接相談してみると良いと思います。
売るかどうかは決めてない、値段を見てから決めたいというときに、買取店まで査定に行くのは面倒ですよね。
車の買い替え、週末に動き出すなら平日中にMOTAでネット査定に出しておくのが一番賢いやり方です。
筆者はMOTA車買取でディーラーよりも30万円以上高く売れました。
よくある質問
新車か中古車か迷ったらどっちを買えばいい?
新車です。新車の方が安全・快適装備等の機能性が高く、かつ故障による想定外の出費リスクが小さいためです。
新車は買うなって言われたけど、どうなの?
全然そんなことはありません。新車は中古車と比較して月々の支払いが高くなりやすいですが下取金額もある程度保証されていますので新車が損ということはありえないです。本人の使い方によると思います。
車は中古で十分って言われたけど、本当?
所有される方が車に何を求めているのかによると思います。本当に足車として使うなら低年式の中古車でいいと思いますが、求めるクオリティがあがるほど中古車で十分とは言い切れなくなりますので、自分が車で(車を使って)どんな生活を送りたいのか具体的にイメージして選択することをおすすめします。
軽自動車の中古車ってやめたほうがいい?
確かに危険な車が多いので長く乗りたいなら避けるべきです。軽自動車は、どうしてもメンテナンス不足だったり、修復歴がなくともぶつけたり傷をつけた痕跡があったりする車両が多いので一般的には避けるべきです。
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