転勤が決まったらカーリースはどうする？必要な手続きと違約金の計算式

急な転勤が決まったら、カーリースってどうしたらよいのでしょうか？

この記事は、そんな疑問にお答えしています。

他にも転勤が多い方は車を購入かリース、どちらがお得になるか説明していきます。

また転勤が多い人におすすめのカーリースもご紹介しているので、最後まで読めば自分にピッタリなカーリースが見つかります。

カーリース利用中に転勤が決まったらどうする？

もしカーリースを利用中に転勤が決まった場合、解約と移転はどちらを選択したらいいのかを説明していきます。

そもそも途中で解約をすることができるのか

まず、カーリースを契約すると原則途中での解約はできません。

理由としては月々支払うリース料金は、車本体の分割の代金や保険や税金に金利を乗せ、そこから契約満了時の車両の価値を加味して算出されています。

よって途中で解約をすると、リースをする予定だった残りの期間の料金がリース会社に入らなくなりリース会社が損をしてしまうからです。

よって転勤等により引越しが決まったら移転の手続きをするのが一般的になります。

違約金フリープランに加入している場合

しかしもともと転勤の可能性を考慮していて、違約金フリープランに加入していた場合は事情が変わってきます。

違約金フリープランはその名の通り、解約しても違約金がかかりません。

そのため転勤前に解約してしまい、引越し後に再度カーリースを契約することができます。

ご自身の加入プランに応じて、適切な方法を選びましょう。

一般的には移転手続きを行う

リース車両は中途解約ができないため、一般的には移転手続きを行うことになります。

移転しないとリース会社が車両の管理を行えなくなるため、必ず手続きしましょう。

リース車両の移転手続きは、次章で詳しくご紹介します。

リース車両の移転をする方法

移転をするには下記の手続きが必要になってきます。

1.リース会社への連絡

転勤で引っ越しが決まったら、まずはリース会社に連絡しましょう。

リース車両の所有者はリース会社なので、移転登録と呼ばれる法的な手続きはリース会社が行うことになります。

その後、運輸支局で車検証の情報を書き換えることになるのですが、その前に車庫証明の取得が必要です。

2.自動車保管場所証明書（車庫証明書）の提出

車検証の情報を変更するためには、事前に引越し先を管轄する警察署へ出向きます。

そこで車庫証明を取得しないと、車検証の情報変更が行えません。

引越し先の物件が賃貸なら、建物のオーナーに書類を発行してもらう必要があります。

自己所有物件なら、自ら書類を作成するだけで手続きが可能です。

3.車検証の住所を変更

ここまでの手続きが終わったら、いよいよ運輸支局で手続きします。

引越し先の運輸支局に出向き「自動車検査証記載事項の変更申請」を行いましょう。

これは先に紹介した、リース会社が行う「移転登録申請」と同時に行う必要があります。

しかしリース会社と同時に手続きに行くことはできないので、リース会社から「委任状」が送られてくることになるのです。

車両の所有者であるリース会社が「あなたに法的な手続き代行を依頼しました」という証明書が委任状です。

あなたはこれを持っていき、車検証の情報変更を自ら行う必要があるのです。

この委任状を発行してもらうために、引っ越しが決まったらリース会社に連絡します。

移転手続きは面倒ですが、しっかり行わないと引越し先で安心して車に乗ることができません。

またリース会社は車両の整備工場などを新たに手配することになるので、移転手続きは必須。

このように引越し先が日本国内であればすぐに手続きは終わりますが、もし転勤先が海外や車を使えない地域の場合はどうしたらいいでしょうか？

もし転勤先が海外だったら解約できる？

カーリースを利用中は原則途中解約ができないと説明しましたが、転勤先が海外だった場合は解約できるのでしょうか。

正当だと判断されれば解約できることもある

原則個人的な理由では解約はできませんが、リース会社によっては海外転勤が正当な理由に当たり解約できることもあります。

ただしこれはリース会社が事情を考慮してくれる場合に限ります。

一般的には個人的な理由とされ、中途解約として処理されるケースが大半です。

他にも中途解約が認められるケースとは？

例えば、契約者が病気や怪我で車の運転ができない場合や、契約者が亡くなってしまった場合、また全損事故などを起こしてしまった場合は中途解約が認められることがあります。

どのケースも途中解約に応じてもらえるかは各会社によって違いますが、ほとんどの会社で解約金の支払いが必要となってきます。

ではもし解約できたとして解約と移転ではどちらの方がお得に手続きできるのでしょうか。

解約金はいくら必要？

解約は高額な費用が発生するということはわかりましたが、具体的にいくら用意すればよいのでしょうか？

解約金は一般的に「月々のお支払料金×残りの契約期間」とされています。

例えば、月々5万円の支払いで5年契約をしていて、残り3年で契約満期という状態で解約をすると、以下の計算式になります。

つまり、180万円の解約金が発生することになります。

なので途中で解約をすると大きな金額がかかる可能性があるので注意しておきましょう。

ただしリース会社によっては、車両を返却することである程度の値引きをしてくれるケースがあります。

違約金が100万円でも、車両が80万円で売れれば、支払うお金は20万円で済むということ。

ついにカーリース解約して車売りました🎉
解約金130万、100万で売却
手放すのに30万かかったけどこれでカーリース月3万4千
駐車場月8千
保険年6万
年間56万4千円が浮きます🛟
100万は旦那さんが立て替えてくれました🙇
早く入金されないと引き落としが🙃こんな時に限って奨学金の引き落としが4万🙃

— あゆみ@webコーダー (@ayumi_blog12) June 16, 2022

リース会社によって規約が違うので、中途解約でいくらかかるのか確認することをおすすめします。

1ヶ月以上前に、カーリース途中解約したら違約金とか言って今日急に請求来た

— てこ (@Teko1211a) May 21, 2021

カーリースはリース会社との契約なので、何をするにもまずは確認を取りましょう。

ここまでの説明で、転勤族なら自分で車を買った方がいいと思ったかもしれません。

しかし実際は逆で、転勤族こそカーリースがおすすめなのです。

転勤族こそカーリースがおすすめな理由

結論からいうと、転勤が多い方はカーリースを利用する方がお得になります。

転勤族こそカーリースにした方が良い理由は、以下の3つです。

予算が限られていても新車に乗れる

急な転勤を言い渡されたとき、現地で乗る車を買うほど貯金がない人も多いはず。

そうなると中古車が選択肢に上がってきますが、万が一のトラブルも心配です。

しかしカーリースなら頭金0円で契約できるため、貯金がなくても新車に乗ることができるのです。

またメンテナンスパックを契約すれば、整備費用もコミコミにできます。

そうすればメンテナンスもリース会社が手配した工場でできるので、転勤先で整備工場を探す手間も省けます。

他にも、任意保険がセットになったカーリースを契約すれば、面倒な保険契約の手間も省けます。

短期の契約ができる

リース会社によっては、最短1ヶ月から契約を行っている会社もあります。

1〜2週間の利用ならレンタカーがお得ですが、1ヶ月以上になるとカーリースの方がお得になる可能性があります。

単身赴任の期間が決まっているときなどは、こうした短期カーリースを契約するのもおすすめです。

また年単位で単身赴任が決まっている場合は、カーリースなら1〜11年の範囲で好きな期間を決められます。

こうしたカーリースの利点を生かして、自分に合ったプランを組み立てることができます。

転勤の度に車を変えることができる

カーリースは転勤の度に車を変えることができるので、全国を転々とする人におすすめです。

例えば暖かい地域に住んでいて雪の降るような気候の場所へ転勤した場合、雪道走行に適した車じゃないと危険で運転ができません。

しかしカーリースの場合は、その土地に合った車種を毎回選ぶことができます。

赴任する土地の気候に合わせて車が選べるのもカーリースのメリットです。

転勤族が車を買うデメリット

転勤族が車を購入すると以下のようなデメリットがあります。

引越しの度に手間や費用がかかる

車は移転先のナンバーに変更しなければいけないので、引越しの度に車庫証明や住所変更の手続きが必要になります。

平日に警察署や運輸支局に行くのは手間がかかる上、会社が必要性を認めてくれない場合は有給を取得することになります。

また家族全員ではなく単身赴任での引越しする場合、今まで使っていたファミリーカーを持っていくのは経済的ではありません。

そのためにもう1台車を買うのはもっと経済的ではなく、余計な出費をすることになります。

で転勤先が車必須の地域だった場合、もう1台車を購入するのは経済的ではありません。

転勤先の環境に車が適さない可能性がある

前章でもお伝えしましたが、温暖な地域から豪雪地帯に引っ越しする場合、今まで使っていた車が使えなくなる可能性があります。

また引越し先の駐車場に自分の車が駐車できない可能性もあります。

引越し先を会社が用意する場合、個人所有の車が駐車できるかどうかまで考えてくれません。

こうしたときに、個人所有の車は別途駐車場を契約しなければいけません。

転勤の度に車を運ぶ手間がかかる

転勤に伴う引越しの場合、引越し費用は会社が負担してくれます。

しかし車に関しては嗜好品となるため、陸送費用まで会社が負担することはありません。

陸送費用は数万円〜10万円程度かかるので、これを負担しなければいけないのです。

とはいえ車を置いていくわけにはいかないので、最悪の場合引越し前の土地で車を売却しなければいけません。

こうした手間がかかるため、転勤族は車の所有に向いていないのです。

ここまでの理由を考慮すると、よほどの車好きでない限りはカーリースが良さそうです。

では実際にカーリースを利用するためには何が必要になるのでしょうか。

必要書類はなに？

カーリースを契約するためには、最低でも以下の書類が必要になります。

カーリースは自動車購入ではないため、印鑑証明書などは必要ありません。

契約する際に書類が揃っておらず、取り寄せたりすると時間がかかりすぐにリースをできなくなってしまうので事前に準備をしておきましょう。

運転免許証

必ず有効期限内の運転免許証が必要です。

引越し後の土地でカーリースを契約するなら、住所を更新してから提出しましょう。

自動車保管場所証明書(車庫証明)

リース車を保管する場所がある事を証明する書類になります。

引っ越し先が賃貸物件の場合、物件のオーナーに書類を記入してもらわないといけません。

事前にリース会社に相談し、車庫証明の取得がスムーズに行えるようにしておきましょう。

住民票の写し

引越し先でカーリースを契約する場合、転居後の住民票が必要になります。

住民票は3ヶ月以内に取得したものが必要なので、住民票を移すついでに取得しておきましょう。

必要書類はリース会社によって異なりますが、概ね上記3点が揃っていれば契約はスムーズに行えます。

解約金フリープランを用意しているカーリース3選

最後に、転勤族におすすめできる解約金フリープランを用意しているカーリースを3つご紹介します。

KINTO

※画像出典：KINTO

KINTOは大手自動車メーカーのトヨタグループが運営するリース会社です。

保険や点検の料金等の維持費もコミコミで月額料金に入っているのでメンテナンスや事故や盗難にも対応してくれます。

転勤が多い人は、解約金フリープランで契約しておけば解約金の心配をせずに利用することができます。

KINTO公式サイト

リースナブル

※画像出典：リースナブル

株式会社三和サービスが展開するカーリース会社です。

一般的なリース会社では、一定期間経過しないと解約できなかったり、海外転勤や事故等の特別な理由がないと中途解約ができません。

しかしリースナブルは理由を問わず中途解約することが可能です。

解約金も発生しないので転勤が多い人にもおすすめのカーリースとなっています。

しかも、5年以内の短期契約なのでメンテナンスも最小限で済み、名前の通りリーズナブルな価格で新車に乗ることができます。

また審査が不安な人でもリースナブルは自社審査に対応しているので安心です。

リースナブル

SOMPOで乗ーる

※画像出典：SOMPOで乗ーる

「DeNA」と大手保険会社の「損保ホールディングス」が共同で展開するカーリースサービスです。

一定期間乗ると解約金免除で中途解約ができる「中途解約オプション」というプランがあり、転勤や引越しが多い人にもおすすめのカーリース会社となっています。

等級も引き継ぎ可能なので保険料もお得なまま使うことができます。

また、SOMPOで乗ーるの取扱車種は、国産車はもちろんほとんどの輸入車も取り扱っており選択肢が幅広く、車好きな人にもとてもおすすめとなっています。

SOMPOで乗ーる公式サイト

まとめ

よくある質問

転勤が決まったらカーリースはどうする？

移転手続きが必要です。カーリースや車のサブスクは定期点検を行うことがルールとして定められているので、転勤先でメンテナンスを受けられる整備工場を見つける必要があります。

カーリースの移転手続きはどうする？

リース会社に連絡しましょう。次に警察署へ行き車庫証明を取得します。転勤先で車庫証明書を崇徳しなければ移転登録はできません。その後は運輸支局で車検証の住所を変更します。

転勤先が海外だったらどうする？

違約金なしで解約できる可能性があります。カーリースはやむを得ない理由であれば違約金がかからないケースがあるのです。詳しくはコチラ

違約金がかからないカーリースはどれ？

KINTO、SOMPOで乗ーる、リースナブルです。カーリースについて詳しく知りたい人はコチラ