カーリースに向いている人の特徴は6つある!仕組みとデメリットを解説

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  • カーリースと車購入、どっちがいいのか迷っている
  • カーリースはどんな人に向いているのか気になる
  • 自分はどちらを選べばいいのかわからない

カーリースはローン購入とは異なる車の買い方なので、当然向いている人と向いていない人がいます。

自分はどっちに該当するんだろう?

こんな疑問をお持ちの方は、カーリースの仕組みを理解することが大事です。

そこで本記事では、カーリースに向いている人の特徴とそうでない人、カーリースの仕組みを解説しています。

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カーリースに向いている人の特徴6つ

カーリースに向いている人の特徴としては、以下の6つがあります。

1.資金に余裕がないが、新車やグレードの高い車に乗りたい人

「車を持つならやっぱり新車が欲しい」「憧れの高級車や上位のグレードの車を持ちたい」と考えたことはあっても、まとまった資金を持っていない・値段が高すぎるなどの理由で断念した人も多いでしょう。

カーリースであれば、毎月数万円程度の金額を支払うことでこれらの新車・高級車を持つことができます。

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2.車検や税金などの手続き、支払いを分かりやすくしたい人

リースではなく購入で車を持つ場合、自動車税や車検・タイヤやオイル交換などで突発の出費が頻繁に発生します。

特に、車検の費用は高額になりやすく「10万円以上もかかってしまった…」ということも珍しくありません。

一方、カーリースであればこれらの出費も毎月のリース代金に含まれています。

このため、支払いの額を一定にすることができ、手続きの負担も少なくなります。

ただし、利用するカーリース業者によっては「車検やタイヤ・オイル交換などをリース代金に含める場合はメンテナンスプランの加入が必要」としているものもありますので、この点には注意しましょう。

3.時間に余裕がなく、自動車販売店に出向くことが難しい人

車を持つ予定があるものの「日々の仕事が忙しい」「自宅から自動車販売店(ディーラー)までが遠いため、来店が難しい」といった悩みを抱えている人にもカーリースはおすすめです。

その理由としては、カーリースでは「申し込みから審査・契約・納車までが全てオンラインで完結する」ことをアピールする業者も多数存在することがあげられます。

車を持つ予定がある人は、日々の通勤時間や勤務中の昼休みなどを活用してカーリース業者のホームページを一度覗いてみるのもよいでしょう。

4.定期的に、様々な種類の車を運転したい人

カーリースの契約期間は、長いものでは11年にものぼりますが、短いものでは3年、業者によってはさらに短いものもあります。

3年契約など、契約期間の短いカーリースを活用すれば「車が大好きで、様々な種類の車を実際に運転したい」という夢を叶えることも可能です。

3年ごとに新車に乗り換えられるサービスもあるよ

5.社用車など、事業目的で車を使う人

営業マンの訪問で使う社用車など、事業目的で車を使う人にもカーリースはおすすめです。

社用車をリースではなく購入で導入する場合、経費の計算は「車の価値の低下(減価償却)」「自動車税や自動車重量税(租税公課)」「車検・メンテナンス費用(修繕費)」などを小分けにしなければなりません。

一方で、カーリースで導入した場合はこれらの経費を「リース料」としてひとまとめにすることができます。

総務・経理などの管理部門の負担軽減にも、カーリースは大いに役立つサービスと言えます。

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6.車の改造を行うつもりがない人

カーリースでは、車の使用者は契約した本人ですが、所有権はリース会社にあります。

このため、「契約満了後に車が貰える」ことをアピールしている業者であるなどの例外を除いて、カーリースで利用している車に改造を行うことはできません。

「車の改造には特に興味はなく、行うとしてもメーカーの公式オプションの範囲まで」という場合も、カーリースに向いていると言えるでしょう。

カーリースに向いていない人の特徴5つ

逆に、カーリースに向いていない人の特徴としては、以下の5つがあります。

1.リースではなく、購入で車を所有できるだけの資金がある人

カーリースは、毎月数万円程度を支払うことで車を持てるというのが最大の特徴です。

しかし、毎月のリース代金には「リース会社に支払う事務手数料」「タイヤ・オイル交換などのメンテナンスプランの費用」「ドライブレコーダー・カーナビ・ETCなどのオプション費用」などが上乗せされていることを考慮する必要があります。

これらの費用が上乗せされることを踏まえると、リースではなく購入で車を導入した方が安いという場合もあります。

カーリースの利用を検討している場合、「原則、カーリースは購入の場合と比較して総額が若干高くなる」と認識しておくとよいでしょう。

2.契約期間が終了した後も車を持ち続けたいと考えている人

カーリースは基本的に「契約期間の間、リース会社から車を借りて利用する」サービスとなっています。

このため、契約期間が終了するとその車はリース会社に返却しなければいけません。

「とても愛着のある車で、出来る限り長い間運転したい」などの考えがある場合は、「契約満了後にその車が貰える」という特典を提供するカーリース業者を利用するか、購入で車を導入するようにしましょう。

3.車の改造を楽しみたい人

先述した内容と重なりますが、カーリースでは車の使用者は契約した本人ですが、所有権はリース会社となっています。

このため、自動車メーカーの公式オプションとして用意されている範囲以上の改造を行うことはできません。

「独自のパーツを使って車をおしゃれに飾りたい」などの考えがある場合は、リースではなく購入で車を導入することになります。

なお、契約満了後に車が貰える特典がある業者の場合は、カーリースであっても改造ができる場合があります。

4.運転に自信がない人

カーリースでは、返却時に車に傷や汚れがない状態にするという「原状回復義務」が課せられます。

このため「狭い道や車庫などで壁にぶつけてしまいそう…」など、運転に自信がない人の場合は「修理費用の補償が受けられるメンテナンスプラン・オプションを用意している」業者を利用するのも手でしょう。

5.日常的に、長距離を走る予定がある人

業者によって前後しますが、カーリースでは月に1,000キロ~1,500キロほどの「走行距離上限」が設定されているのが一般的です。

この走行距離上限を超えて利用した場合、返却の際に超えた距離に応じた追加料金を支払うことになってしまいます。

長距離を走ることが多い人は、「走行距離上限が無制限の業者」を利用することが望ましいでしょう。

カーリースは購入とは違うので、当然向いている人とそうでない人がいます。

メリット・デメリットがあるね

次章では、カーリースの仕組みについて解説します。

カーリースとは?仕組みを解説

ここで、一度カーリースの概要についておさらいをしていきます。

カーリースの仕組み

カーリース会社は、お客様に代わって利用したい車を自動車メーカーに注文します。

このカーリース会社が注文・購入した車をお客様に数年単位の長期で貸し出し、毎月のリース代金を報酬として受け取るというのがカーリースのビジネスモデルです。

だから所有者はリース会社なんだね

リース料金の仕組み

カーリースにおける毎月のリース料金の目安は、自動車税や車検・メンテナンスにかかる費用が含まれれています。

またリース料金は「車の本体価格から、契約満了時を想定した車の価値(想定残価)を差し引いた金額(負担額)」を契約期間で割った額となっています。

この想定残価は、利用するカーリース業者によってある程度の増減があります。

だから同じ車でも会社によって料金が違うんだね

カーリースのメリット2つ

カーリースを利用するメリットとしては、以下の2つがあります。

1.維持費が含まれる

リースではなく購入で車を導入した場合、購入時の頭金や数年おきに発生する車検、さらにはタイヤ・オイル・バッテリーの交換など突然の出費が多数発生します。

しかし、カーリースの場合は原則としてこれらの維持費が毎月のリース代金にまとめられており、契約期間中は常に定額の支払いで車を使うことができるのが特徴です。

2.ライフスタイルに合わせて乗り換えできる

購入で車を導入した場合、導入する場合にも手放す場合にも多くの書類手続きが必要となり、手続きは大変です。

しかし、カーリースの場合はこれらの手続きがほとんどなく、また3年~5年などの短い期間で契約を行うことで、他の車への乗り換えもしやすいのが魅力の一つです。

引っ越し・結婚・出産などのライフスタイルの変化に対応しやすいのも、カーリースのメリットの一つです。

カーリースのデメリット2つ

一方で、カーリースの主なデメリットとしては以下の2つがあります。

1.走行距離には制限がある

利用する業者によって例外はありますが、カーリースでは「毎月の走行距離上限」が設定されています。

この走行距離上限は業者によって1,000キロ~1,500キロ前後で設定されていることが多く、この距離を超えて走ると返却の際に追加料金を支払うことになってしまいます。

日頃から長距離の運転を行っている人の場合は、この走行距離上限が無制限になっている業者に絞って選ぶようにしましょう。

2.原則、中途解約はできない

カーリースでは、利用者の都合で契約した車を使わなくなった場合でも中途解約はできません。

ただし、契約者の死亡や全損事故といった、やむを得ない事情が発生したと判断された場合は特別に解約が認められる場合はあります。

しかし、その場合は「利用しなかった期間の残りのリース代金」「返却される予定だった車の残価相当の金額」「解約に伴う違約金・事務手数料」をリース会社から請求されることになり、大きな損害が生じることになってしまいます。

カーリースを利用する場合は、より一層の安全運転に努めることはもちろん、理不尽なもらい事故にも対処できるように「車両保険付きの任意保険」にも加入することが重要となります。

本サイトでは、おすすめのカーリース業者を10社紹介しています。

カーリース業者を選ぶ上で注目したい比較ポイントも解説していますので、こちらも是非ご覧ください。

カーリースを上手に使うコツ3つ

節約

カーリースを上手に使う、使いこなすためには以下の3つの点に注目するとよいでしょう。

1.契約期間の長さをしっかり選ぶ

カーリースの契約期間は、一般的には3年~7年の間で設定されていることが多く、長いものでは11年、短いものでは1年という契約期間もあります。

これは各社の契約年数一覧だよ

契約年数
MOTAカーリース 5、7、11年
定額カルモくん 1〜11年
KINTO 3、5、7年
コスモMyカーリース 3、5、7、9年
ENEOS新車のサブスク 3、5、7年
ニコノリ 1〜9年
カーコンカーリース 7、9、11年
SOMPOで乗ーる 3、5、7、9年
リースナブル 3、5年
オリックスカーリース 5、7、9、11年

正式に契約を結んでしまうと期間満了まで解約はできないため、自身の現在・および将来のライフスタイルに見合った適切な契約期間・車種を選ぶことが重要となります。

2.基本料金やメンテナンスプランに含まれているサービスの範囲を比較

カーリースの最大のメリットとして「車検やメンテナンスなどでかかる費用を毎月均等にできる」があります。

しかし、基本料金や各種メンテナンスプランに含まれるサービスの範囲は、利用する業者によって若干の違いがある点には注意が必要です。

具体的には、「メンテナンスプランに加入しない場合、車検の費用は別料金」「オイル交換のサービスは基本料金に含まれているが、タイヤやバッテリー交換のサービスはメンテナンスプランの加入が必要」などがあげられます。

3.業者が独自に提供するサービスを活用する

カーリース業界には多くの業者が名を連ねており、各社ともに利用者の増加に向けて独自のサービスを提供しています。

代表的なものとしては「指定のガソリンスタンド・クレジットカードの利用でガソリン代が割引になる」「路上で車がガス欠・故障してしまった際のロードサービスが無料」などがあります。

これらのサービスにも注目することで、自身にとってより最適なカーリース業者を見つけることができるでしょう。

カーリースに向いていない人は残クレがおすすめ

「自分はカーリースの利用には向いていないのでは…」と感じた場合は、残価設定型ローン(クレジット)、いわゆる「残クレ」の利用も検討してみましょう。

残クレは「カーリースの仕組みを取り入れたカーローン」

残クレでは、カーリースと同様に残価(契約期間が終了した時点での車の価値の目安)を設定します。

ローンの期間中に、車の本体価格からこの残価を差し引いた金額を、毎月一定の割合で支払うことで車を利用できるというのが残クレの基本的な仕組みになっています。

具体的な例を説明すると、「本体価格が300万円、残価が100万円となる場合、残りの200万円をローン期間中に支払う」となります。

なお、残クレのローンの期間は3年~5年程度としているところが一般的です。

残クレでは、カーリースと同様に「車の利用者は契約した人だが、所有権は販売店・あるいはローン会社が持つ」という形を取っています。

このため、ローンの期間が満了し車の買い取り(残価を支払う)を行うまでは「走行距離に制限がある」「メーカーのオプションを超える範囲での改造はできない」といった制限が課せられることになります。

また、カーリースでは自動車税・車検・メンテナンスなどの費用は毎月の支払いに含まれていましたが、残クレの場合は原則として「購入した場合と同様に、その都度自分で支払わなければならない」というのも大きな特徴です。

なお、利用する販売店によっては残クレにおいてもこれらの費用を毎月の支払いに含めることができるメンテナンスプランが用意されている場合もあります。

契約満了後、残価を支払うことで使った車が自分の物になる

残クレでは、ローンの期間が満了すると使った車を「残価を支払って買い取る」「新しい車に乗り換える」「返却する」の3つの選択肢から選ぶことになります。

残価を支払って買い取った場合、それ以降は購入した場合と同様、車は自分の物として使うことができます。

一方で、返却した場合は残価の部分は支払うことなくそのまま契約は終了となります。

ただし、残クレでは車の所有権は販売店が持っているため、カーリースと同様に「原状回復義務」が課せられます。

このため、使っていた車に傷や汚れがある、走行距離の上限を超えてしまっているなどの場合は返却時に精算が発生してしまうことがあります。

残クレのメリットとデメリット

最後に、カーリースではなく残クレを利用した場合のメリット・デメリットについて解説します。

メリットとしては、「通常のカーローンと比較すると、毎月の支払額が少ない」ことや「契約満了後の返却を前提とした場合、3~5年程度の短い期間で新車への乗り換えができる」ことがあげられます。

その一方で、デメリットとして「カーリースと同様に、走行距離の上限が存在する」「残クレを利用しても、ローンの金利は通常のカーローンと同様、車両代金すべてに対してかかる」があります。

車を導入する際は、通常のカーローン・残価設定型ローン・カーリースのそれぞれの仕組みを理解し、自身にとって最適な支払い方法を検討することが重要と言えるでしょう。

まとめ

  • カーリースは、毎月の支払いを一定にして分かりやすくしたい人におすすめ
  • 残クレは、3~5年の短い期間で車を乗り換えたい人におすすめ
  • カーリースも残クレも、車の所有権はリース会社や販売店が持っている
  • カーリースも残クレも、原則として走行距離の上限がある
  • 残クレでは、契約満了後に残価を支払うことで使った車を買い取りできる

よくある質問

ここで、カーリースに関するよくある質問とその回答を3つ紹介します。

「カーリースはデメリットだらけ、やめとけ」と聞きますが、本当でしょうか?

そんなことはありません、安心してください。

カーリースには確かに、「走行距離に制限があり、常に走行距離を気にしながら走ることになる」「事故や盗難などのやむを得ない中途解約でも、違約金を支払うことになる」といったデメリットが存在します。

ですが、利用する業者によっては走行距離の上限がなく、カーリースにおいても思う存分ドライブを楽しむことができるものもあります。

また、事故や盗難に関しては「車両保険付きの任意保険」に加入することで100パーセントではないもののデメリットを軽減することができます。

結局のところ、カーリースと購入ではどちらが得なのでしょうか?

カーリースと購入、どちらがお得になるかは車を利用する人のライフスタイルや資金状況などに大きく左右されることになります。

カーリースの方がお得になるパターンとしては「自動車税や車検代、その他メンテナンス費用などの突発の出費を減らしてお金の管理を簡単にしたい」などがあります。

一方で、購入の方がお得になるパターンとしては「休日には車で長距離のドライブを楽しみたいので、走行距離を気にせず走りたい」などがあります。

将来の予定も踏まえた自身のライフスタイルや資金状況、家族構成なども考慮して、カーリースと購入のどちらがお得になるかを丁寧に検討することが重要となるでしょう。

カーリースで、11年という長い契約をするメリットはあるのでしょうか?

「毎月の支払い額をより抑えることができる」「長期間、同じ車を維持費の心配をあまりせずに利用できる」というメリットがあり、11年契約は多くの人に利用されています。

大手カーリース業者の一つ「定額カルモくん」のコラムによると、同社のサービスで11年契約のカーリースを契約した人の割合はおよそ51パーセントにものぼります。

「長期的な利用を想定しているが、自動車税や車検代などの突発の出費は極力抑えたい…」と考えている場合は、このような長期のカーリースを契約するのも良いでしょう。

購入よりカーリースがおすすめな理由
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2位:MOTAカーリース

3位:KINTO

この記事を書いた人
くるまりこちゃん編集部

本サイトにある全ての記事は、自動車売買の経験が豊富なメンバーが監修、執筆を行っています。実際に現役ディーラーマンをメンバーに加え、実話を交えて車の買い替えに関する情報をご紹介しています。

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