安いカーリースはおすすめできない？選ぶポイントと料金節約のコツ

最近認知が拡大しつつある、カーリース。

マイカーを手に入れるためには、ローンを組む、現金で購入が一般的ですが、現在注目が集まっているのがカーリースでマイカーを所有するという新しいカタチです。

初期費用が抑えられ、毎月定額でマイカーが所有出来るという点で、注目を集めています。

そこでこの記事では、安いカーリースのカラクリをご紹介します。

安いだけで選ぶと後悔するため、必ず仕組みを知ってからサービスを比較しましょう。

この記事を最後まで読めば、安い上にサービスが充実しているカーリースを知ることができます。

カーリース料金の仕組み

カーリースとは、レンタカーとマイカーの中間のようなイメージで、車は借りているが、契約期間中は自分が好きなように乗れる状態です。

税金、自賠責、車検が月額費用にコミコミなのが基本です。

使用期間は3年〜7年程度の契約が主流ですが、サービスによっては最短1ヶ月・最長11年の契約を交わすこともできます。

また任意保険や車検の料金は、サービスによって月額の中に含まれていたり別途料金が必要だったりと様々です。

カーリースの月額料金は、車両価格やその他費用を残価を差し引いて月数で割ることで算出します。

残価とは、購入した車を数年後に下取りに出した際の車の価値、下取り価格のこと。

リース会社は期間中は減っていく車両価値の分だけを分割で払ってもらい、契約終了後はその車を売却します。

するとリース会社は損をすることなく、長期間に渡りメンテンス費用などで利益を得ることができるのです。

カーリースの利用はお得に新車に乗り続けることができる手段であり、いつか訪れる車の売却や処分などの手間を省くための選択肢とも言えます。

安いカーリースはやめとけ！3つの理由

カーリースの利用を考えて調べてみると「カーリース おすすめしない」「カーリース やめとけ」「カーリース やばい」という意見や、否定的な情報を目にします。

そんな批判を受けやすい、安さだけを売りにしているカーリース会社の特徴3つをまとめてみます。

走行距離やカスタムの利用制限がある

安さだけを求めてしまうと、年間走行距離の設定が短い会社があり、契約終了時に走行距離オーバーしてしまうと料金を請求されます。

また、カーリースでは、基本的に車両の改造はできないため、車をカスタムしたいという方にとっては、カーリースはデメリットだらけと感じる可能性が高いでしょう。

キャンプ行くのにデカイ車に変えたい

カーリース編

デメリット

大きな傷をつけたら違約金

走行距離をオーバーしたら違約金

車の価値が下がった場合は負担になる

うーん、神経使って乗らなきゃやばいですね。

— 村社瓦店 (@yane_puro) January 20, 2019

契約満了時に違約金がかかる

安いカーリース会社は、返却時に残価精算を行うオープンエンド方式がほとんどです。

原状回復での返却という契約方式になるため、費用を請求されるケースがあります。

カーリースだと月々2万五千で税金車検もお金かからないから助かるなと思ってたけどやはり少しの傷でも返却時に高額請求くるらしい…9年無傷なんて自信無さすぎるし子供いたら絶対室内もなにかこぼしたりしそうだし😅
さてさて結婚してからも知らん間に未払いとかしてた旦那のでローン組めるのかしら

— ピノコん®40w→1y (@198w1) March 18, 2020

割高になる事がある

安い価格で提供されているサービスは、ボーナス払いや残価精算を前提に契約をしていることが多いので実際に使うと安くないというケースもあります。

また、カーリースの支払総額には、リース会社の利益が含まれるため、現金での購入よりも割高になることがあります。

1万円で乗れます。！メンテナンス、税も込のカーリースが出現。！殆どが、ボーナス併用払い。！又は、低価格の2WDの車両で設定されています。！

— 土田ボデー工業株式会社 (@tsutida_body) October 3, 2017

カーリース料金に差があるのはなぜ？

カーリースには全国統一の基準などなく、各社が数字のマジックで価格を安く見せることができます。

そのためリース料金には何が含まれているのかをしっかり調べる必要があるのです。

各社のカーリース料金に差がある理由は、主に以下の4つです。

メンテナンスパックの有無

カーリースには残価設定があり、なしが選べたり、リース方式を選ぶことができ、それによって月額に差が生じます。

メンテナンス費用が含まれるカーリースは、当然月々の支払額が高くなります。

逆に何もメンテンス費用を含まないカーリースは、月々の支払額を安く見せることが可能です。

以下はコスモMyカーリースにて、3種類あるメンテナンスパックを契約した金額を一覧表にしたものです。

※カーナビ、ETC、バックカメラ装着
※希望ナンバー、冬タイヤ、寒冷地仕様はなし
※契約期間は84ヶ月、月間走行距離は1,000キロ
※頭金ボーナス併用払いなし

月々のリース料金は3,000円ずつ変わるため、見かけ上安くするならメンテナンスパックを外した金額を記載すれば良いのです。

メンテンスパックが必要かどうかは、以下の記事で詳しく解説しています。

車のグレードの差

リース料金は車両本体価格に自動車にかかる税金や保険料を足してリース年数で割ることで算出されます。

ですので、主に車両本体価格によってリース料は大きく変動していきます。

安いカーリースは、各車種の最低グレードの価格を掲載しているケースがあるのです。

カーリースで値段は低グレードのやつなのに展示してあるのは高グレードなのはインチキな気がする

— ぺんぎん (@Penguin_Pt4) January 28, 2019

車はグレードによって価格が大きく異なるため、客寄せのために最低グレードの価格でリース料金を掲載している可能性があります。

自分が欲しい車のグレードを調べて、そのグレードで見積もりを出すことをおすすめします。

想定残価の差

冒頭でもご紹介した通り、カーリースは契約終了時点の査定価格を想定して、その分を支払額から差し引きます。

つまり想定残価を高くしておけば、毎月の支払額を安くすることができるのです。

同じ300万円の車でも、A社が想定残価を150万円としているところをB社が200万円にすれば、B社の方が分割払いする金額を減らすことができます。

しかし想定残価を高くするということは、当然その分車を大切に使わなければいけません。

走行距離制限はシビアになり、些細な傷や凹みでも査定額を下げられる可能性があります。

その結果、契約終了時に想定残価を達成することができず、まとめてお金を請求される可能性があるのです。

頭金やボーナス併用払いの有無

安いカーリースは、月々の支払いが低い代わりに頭金やボーナス併用払いが設定されている可能性があります。

ボーナス月にはまとまったお金を支払う必要があるため、ボーナス併用払いには注意しましょう。

安いカーリースを探すポイント

安いカーリースを選ぶ場合、最後まで安心して利用できるのか、返却時に高い金額を精算されないかなど不安に感じることもあると思います。

安くても安心できるカーリース会社選びのポイントをいくつか上げたいと思います。

などの点に注意をして、自分の予算に合ったカーリース会社選びが必要です。

安さだけでは一概に比べることは出来ませんが、 月々支払うことが出来る金額は、ご家庭によって変わってくると思います。

カーリースのおすすめランキングを見たい方はコチラ

リース料金を安くする方法

車をディーラーや販売店から購入する場合、値引き交渉に応じてくれることもあります。

カーリースの場合はリース会社が仕入れの際にすでに交渉していることが多いため、購入時のような価格交渉は難しいことが多いです。

そこで本章では、少しでもカーリース料金を安くする方法を2つご紹介します。

1.想定残価を高くする

基本的にはネット上に掲載されている月額料金がそのまま適用されるのが一般的ですが、契約方式の一種であるオープンエンド方式を選択し、残価を高く設定すれば月々のリース料金を安くできます。

しかし、オープンエンド方式を選んだ場合、契約満了時の残価精算が必要となるため、差額を支払わなくてはいけない可能性があるので注意が必要です。

あまり車に乗らない人、またはセカンドカーなど乗る頻度の少ない車を買う人は、この方法がおすすめです。

2.メンテナンスパックを必要最低限にする

カーリース会社それぞれで様々なプランを用意しているので、オプションプランやメンテナンスパックを変更すれば月々をより安くすることも出来ます。

メンテナンスパックは高いものに加入するほど、定期交換の部品代もカバーされるので安心です。

しかし自分で安いお店を探せる人や、整備工場に知り合いがいる場合はそこまでする必要はないでしょう。

メンテナンスを自分で行うことにすれば、高額のメンテナンスパックに入る必要はありません。

またあまり乗らない車の場合は、タイヤ交換などの費用が含まれても無駄になる可能性があります。

自分にとって必要最低限のメンテナンスパックに加入することも、カーリース料金を安くする方法です。

安いカーリースのおすすめ

安いだけのカーリースはあまりおすすめできませんが、一定のサービスを提供してくれる上で安いのであれば大歓迎です。

ここではサービス内容もしっかりしていて、リース料金も安いおすすめ3社をご紹介します。

定額カルモくん

※画像出典：定額カルモくん

実店舗を持たず、コストカットをすることで安さを実現できるのが定額カルモくんです。

この仕組みを活用し、最大49,500円割引になるネット割も実施しています。

割引があるためお得に利用できる他、最長11年間リースすることができるので、月々の支払額もかなり抑えることが可能です。

7年以上の契約であれば、もらえるオプションを付けることができ、言葉の通り最後に車がもらえ、このオプションを付ければ走行距離が無制限になるので、長距離勤務の方でも便利です。

また顧客満足度は99％と高く、最短納期が4日という点も魅力で、専門家が選ぶカーリースで三冠を獲得しています。

車を自宅まで届けてくれるので、引取にいく手間も省くことができます。

契約満了時に追加請求の無いクローズエンド契約なのも人気である要素の一つです。

MOTAカーリース

※画像出典：MOTAカーリース

自動車メディア「MOTA（モータ）」が運営するカーリース会社で、追加料金なしで契約満了時に車がもらえ、最長で11年契約が可能です。

もちろん車検・税金・メンテナンス費用がコミコミで分かりやすく、家計の管理も安心です。

そして車がもらえるほか、走行距離制限がないことが特徴と言えます。

更にカスタムが自由にできたり、契約期間満了時にクルマの修理費用の請求が無かったり、3つの心配ナシ（返却の心配ナシ、走行距離制限の心配ナシ、修理費用請求の心配ナシ）を強みとした、業界の常識を打ち破ったカーリースとなっています。

頭金なしで月々の支払いが便利なのでカーリースがいい！と思っていたのに、「通勤等で移動距離区が多くカーリースの利用を諦めていた」という人にはおすすめの会社と言えます。

リースナブル

※画像出典：リースナブル

独自の仕入れと割引で業界最安を実現しており、3年や5年の短期で新車を乗り換える場合はとにかく安くてお得です。

自社在庫があるのでディーラーよりも早いスピード納車も魅力です。

カーリースではめずらしく中途解約が可能で違約金も発生しないため、車の乗り換えや買取も思うがままです。

安心のメーカー保証5年付きで、アフターケアも全国のディーラーでサポートしてくれます。

ドライブレコーダーを月額オプションで付けることができたりと、安全面にも優れています。

まとめ