カーリースはデメリットしかない?購入とどちらが得か調べてみた結果

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  • カーリースはデメリットだらけと聞いた
  • 契約前にカーリースについて知っておきたい
  • 結局新車をローンで買うのとどっちが得なのか知りたい

最近は個人向けカーリースが増えてきているので、各社が新規顧客獲得のために様々なサービスを打ち出しています。

しかしネットで評判を調べると「デメリットだらけ」「カーリースはやめとけ」という評判が目立ちます。

カーリースにはメリットとデメリットがあり、何を重視するかによって良いサービスかどうかが変わります。

本記事では、カーリース契約前に知っておきたいデメリットを8つご紹介します。

その上で、どんな人ならカーリースに向いているかをご紹介しています。

最後まで読むことで、カーリース契約で悩んでいる人はその結論が出るでしょう。

カーリースのデメリット8つ

知恵袋やTwitterを見ると、カーリースはデメリットしかないと言われています。

どうしてそんなことを言われるのか、それは以下8つのデメリットが関係しているからです。

これからそれぞれのデメリットを詳しく説明します。

1.返却しなければいけない

カーリースで契約した車はレンタル品なので、最終的には返却しなければいけません。

中には返却不要で車がもらえるプランもありますが、契約年数が7年以上などの制限があります。

契約年数が長くなると新車で車を買った方が安いケースもあるよ。

せっかく高額なリース料金を支払っても、最終的に車が手元に残らなければ意味がありません。

2.月間走行距離の制限がある

個人向けカーリースを扱う各社は、月間走行距離の制限があります。

以下の表は、主要なカーリース業者の月間走行距離の制限です。

月間走行距離(年間走行距離)
KINTO
  • 3年:54,000km
  • 5年:(再契約1回目含む)90,000km
  • 7年:(再契約2回目含む)126,000km
定額カルモくん
  • 6年以下:1,500km
  • 7年以上:制限なし
コスモMyカーリース
  • 500km
  • 1,000km
  • 1,500km
SOMPOで乗ーる
  • 1,000km
  • 1,500km
  • 2,000km
  • 3,000km
カーコンカーリース
  • 1,000km
  • 2,000km
ニコノリ
  • 5年:30,000km
ENEOS新車のサブスク
  • 1,000km
  • 1,500km
リースナブル

一般車

  • 750km

商用車

  • エコノミープラン:1,000km
  • ノーマルプラン:1,500km
  • ビジネスプラン:2,000km
MOTAカーリース 制限なし

多くのカーリースが月間走行距離を1,000〜1,500キロに設定していることがわかります。

これは月単位で走行距離を管理されるのではなく、返却時に「契約月数 × 月間走行距離」を計算します。

月間走行距離1,000キロの契約なら、5年は60ヶ月だから「60 × 1,000」ということになるんだよ〜

この計算だと5年経過時点の走行距離が6万キロ以内ならセーフということになります。

6万キロを超えてしまった場合、1キロあたり10円前後の追加料金を支払うことになるのです。

つまり、先月は1,500キロ乗ったけど今月は500キロしか乗っていないなどのケースは問題ないということ。

ただし毎月オーバーしてしまう人は、車両返却時にまとまったお金を支払う必要があります。

3.改造ができない

カーリースで契約した車はレンタル品なので、改造などは規約により禁止されています。

特にボディに穴あけ加工するようなエアロパーツなどの装着は厳禁。

返却時に元に戻せないような改造は、 原状回復費用を請求されるため注意しましょう。

原状回復費用は数十万円になることが多いんだよ〜

4.ペットを乗せることができない

車を買う理由が、ペットとお出かけしたいと言う人は、カーリースの契約はお勧めできません。

なぜならカーリースで契約した車は、ペットの同乗を禁止しているケースが多いのです。

電子タバコを含む喫煙、ペットの乗車(ケージに入った状態であっても、動物の乗車はお断りしております)、車両の改造、競技・サーキット走行等の将来、車の価値を低下させる行為、車の性能・機能を変更等、各利用規約第13条(禁止行為)に定める行為は禁止となります。

※引用:KINTO公式サイトより

バレなければ乗せてもいいと言う人もいますが、ペットを乗せた車は匂いが残ります。

ペットを飼っていない人はすぐにわかる匂いなので、返却時に必ずバレます。

5.原状回復義務がある

カーリースの契約終了時は、原状回復義務があります。

原状回復義務と言うのは、新車時の状態に戻すことを指し、元に戻せない改造をしている場合は原状回復費用を請求されてしまいます。

6.中途解約ができない

カーリースの契約は最低でも3年程度に設定されている会社が多く、中途解約は基本的に認められていません。

中途解約をする場合には、高額な違約金を請求されることがあります。

違約金は数十万円単位になることが多く、現金一括払いで請求されることが大半です。

中途解約金がかからないプランも登場していますか、オプション料金が高額に設定されているのがデメリットです。

7.月額費用以外にもお金がかかる

カーリースに含まれるメンテナンス料金は、基本的なものしかカバーされていません。

そのため検や車検時に追加の部品交換や修理が発生した場合、 実費で支払わなければいけない場合があります。

格安のカーリース会社はメンテナンスプランがついていないことも多く、自分で支払うお金が意外と多いというデメリットもあります。

カーリースを比較するときは月額料金だけじゃなく、リース料金に含まれる内容も比較しようね

8.事故で車を失う可能性がある

カーリースの車両を事故で破損させてしまった場合、強制的に中途解約となり違約金を請求される可能性があります。

車両保険に入っていれば安心と思いがちですが、車両保険でカバーされるのは車両の修理代金のみ。

カーリースの中途解約における違約金は、必ずしも車両の違約金と一致しないのです。

車両の修理代金より違約金の方が高いケースもあるよ

カーリースはやめとけと言われる理由

カーリースのデメリットは前章で紹介した通りです。

ローンで車を購入するよりも気をつけるべき点が多く、こうした理由があるから「カーリースはやめとけ」と言われるのです。

しかしそれ以外にも、カーリースがおすすめできないと言われる最大の理由があるのでご紹介します。

カーリースよりも新車を買った方が安い

カーリースはやめとけと言われる最大の理由は、新車を買った方が安いから。

口コミでもやめとけって意見が多いね

カーリースの醍醐味は、短期間で新車に乗り換えられる点です。

車がもらえるプランは長期契約が前提なので、ローンで買った方がトータルで安く済んでしまうケースが多いのです。

実際にどれくらい差があるのか、次章でシミュレーション結果を公開します。

購入とどちらがお得か調べてみた

百聞は一見にしかずということで、カーリースと新車購入のどっちがお得なのかを調べてみました。

以下の表は、ホンダ「N-BOX」をカーリースとローン購入した結果を比較したものです。

※画像出典:価格コムより

  • ホンダ「N-BOX」Lグレード
  • フロアマット、ETC、ドアバイザー装着
  • ナビはエントリーモデルを装着
  • ローンの頭金は0円で計算
  • オイル交換は年2回(うち1回はフィルターも交換)
  • タイヤ交換は3〜4万キロで交換
  • 自動車保険料は通販型で計算(車両保険なし、6C等級)
  • 契約年数は7年
  • 車検代は全国平均の「42,910円」で計算
  • タイヤは国産軽自動車タイヤ「5,900円(1本)」で計算(工賃6,000円)
  • オイル交換はディーラー依頼時の費用で計算(フィルター込6,268円)
ローン購入 定額カルモくん コスモMyカーリース カーコンカーリース
MOTAカーリース
月々の支払額 26,600円 33,229円 31,570円 36,190円 35,970円
7年合計の自動車税 75,600円 0円 0円 0円 0円
2回の車検代 85,940円 0円 0円 0円 0円
1回のタイヤ交換 29,600円 0円 0円 0円 0円
14回のオイル交換 96,670円 0円 0円 0円 0円
7年の自動車保険料 313,880円 313,880円 313,880円 313,880円 313,880円
7年の合計支払額 2,841,115円 3,105,116円 2,965,760円 3,353,840円 3,335,360円
車がもらえる ✕(9年以上の契約でもらえる)

カーリース主要各社と比較しても、ローン購入の方が安いことがわかりました。

さらにローン購入する場合、ディーラーで新車値引きが受けられます。

N-BOXなら20万円程度の値引きが期待できるので、支払総額は更に安くなるでしょう。

安く車を買いたいならローン購入が良いってことだね

カーリースのメリット

カーリースは安さを求めて契約するものではないというのが前章での結論です。

ではカーリースにはどんなメリットがあるのか気になる人も多いはず。

そこで本章ではカーリースのメリットをご紹介します。

1.月々定額で新車に乗れる

カーリース最大のメリットは、月額料金にメンテナンス費用などが含まれることです。

車の維持費はわかりにくく、買ったあとも意外と出費が多いもの。

不透明なお金がハッキリするのがカーリースです。

一般的なカーリースは以下の費用が月々のリース料金に含まれるよ

  • 車両代金
  • オプション代
  • 環境性能割(取得税のようなもの)
  • 新車登録時手数料
  • 自動車税
  • 重量税
  • 自賠責保険料
  • 消費税
  • 車検代

これだけの費用を月々定額払いにすることができるので、毎年の自動車税を納めたり車検の度にお金を払ったりということがありません。

そのため定額料金で利用できる「サブスク」という言葉を使っている会社があるのです。

カーリースの料金の仕組み

車両本体価格にこれだけの諸費用を上乗せしたら、月々の支払額はローン購入よりも高くなってしまいそうです。

しかし実際はローン購入時の返済額より低い金額に設定されている会社が多くなっています。

これはカーリースが「想定残価」というシステムを使っているからです。

カーリースは車両返却時の残価を予め決めておき、その分の支払いを免除しているのです。

200万円の車を契約するとして、80万円を想定残価とすると、リース料金に含まれる車両本体価格は120万円分となります。

ってことは車両返却時に80万円の価値がないと判断されたら、差額を支払う必要があるよ

この仕組をオープンエンド方式と呼び、格安カーリース各社が採用している方式です。

想定残価を高く設定すれば、その分毎月の支払い額を安くすることができるからですね。

リースの支払いは120万円分になったとしても、金利は車両本体価格の200万円に対してかかっているのがカーリースの罠です。

2.ライフスタイルが変わったら乗り換えられる

カーリースは車をレンタルしているにすぎないので、返却さえしてしまえば乗り換えも自由です。

リース会社によっては違約金なしで乗り換えOKとしているところもあるので、ライフスタイルの変化に合わせて車を乗り換えることができます。

契約期間が短いリース会社を選べば、短期間での乗り換えも可能です。

カーリースは短期契約になるほど月々の支払額は増えるから、その辺りも確認してから契約しようね

3.メンテナンスのことを気にしなくて良い

カーリースはメンテナンス費用が含まれているため、定期的にメンテナンスのお知らせが届きます。

新車を購入した場合、メンテナンスの管理は基本的に自分で行います。

ディーラーがお知らせはしてくれるけど、担当さんによる部分もあるからね

しかしカーリース契約の車は、リース会社としても定期メンテナンスを受けて欲しいと考えています。

そのためメンテナンス時期の管理を行ってくれるのです。

4.在庫があればすぐに納車される

リース会社が車両の在庫を持っている場合、2週間程度で人気車種が買えてしまうこともあります。

カーリースは仕組み上、リース会社が自動車メーカーから車両を仕入れます。

そのため人気が高い車に関しては、リース会社がある程度の数をあらかじめ発注しているケースが多いのです。

1年待ちの車が1ヶ月で買えちゃったというクチコミもあるくらいだよ

どうしても欲しい新車があり、納車まで時間がかかるようならカーリースを検討するのもおすすめです。

カーリースが向いている人

カーリースにはメリットデメリットがあります。

新車購入と比べるとデメリットが目立つため「カーリースはやめとけ」と言われているようです。

しかし条件さえ合えば、カーリースがピッタリな人もいます。

以下に当てはまるようなら、カーリースの契約を検討するのも良いでしょう。

維持費のことを気にしたくない

カーリース最大のメリットは、維持費もリース料金に含まれること。

車に関する支払いが一定になることから、車のサブスクと呼ばれるくらいです。

車を購入すると、年に一度の自動車税はもちろん、車検や点検、タイヤ交換などの費用が発生します。

しかしカーリースならこうした費用もリース料金に含まれているので、車にかかる維持費を都度払いする必要がありません。

面倒なお金の計算をしたくない人は、カーリースが向いているでしょう。

欲しい車がカーリースならすぐ納車可能

カーリースはリース会社が自動車メーカー各社から車を購入し、それを貸し出すシステムです。

そのため人気車種が事前に発注していることがあり、在庫を持っている可能性があるのです。

在庫があれが14日程度で納車されるよ

もし欲しい車の納期が長く、カーリースならすぐに納車が可能なら、カーリース利用がおすすめ。

他にもトヨタのKINTOなら、リース契約用に優先して車の生産をしているケースもあります。

車の使用頻度が高くない

セカンドカーで使いたいなど、車の使用頻度が高くない人もカーリースがおすすめ。

カーリースはメンテナンスパックのレベルが選べるため、最低限にすればリース料金を抑えられます。

また月間走行距離制限が厳しいカーリースほど、リース料金が安いという特徴があります。

あまり使わない人にはピッタリだね!

レンタカーでは物足りないけど、車は週末しか使わないという人におすすめです。

ここまでの情報を見て、自分にはカーリースがピッタリ合いそうだと感じたら、下記の記事を参考にしてください。

まとめ

  • カーリースはデメリットが8つある
  • 中でも大きいのが「新車を買うよりも高くなってしまう」という点
  • カーリースを契約するときはローン購入としっかり比較するのが大事
  • カーリースは毎月定額で車に乗れることがメリット
  • メリットに価値を見いだせるならカーリース購入もあり

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