【走行距離10万キロの中古車買ってみた】交換部品の詳細と修理費用を公開

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くるまりこちゃんは車に関する情報サイトなので、気になることは実際に試してみるという運営方針です。

参考過去の投稿はコチラ

当サイトには「車 10万キロ」という検索で来ていただく方も多く、過走行の中古車事情は気になっているようです。

そこで今回は、編集部で10万キロを超えた中古車を探してきて、実際に購入してみました。

この記事では10万キロを超えて交換した部品と、その修理費用を公開していきます。

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実際に買った走行距離10万キロの中古車

買ってきた10万キロ超えの中古車

買ってきたのは「ホンダ エリシオンプレステージ」という車。

300馬力のミニバンだよ

車の詳しいスペックなどは、くるまりこちゃん公式Instagramで紹介しています。


購入価格や購入方法、走行距離などのスペックは以下の通りです。

購入価格:53万円(乗り出し)
購入方法:個人売買
走行距離:119,000km

今回も個人売買での購入でしたが、比較的メンテナンスが行き届いている個体を選びました。

参考以前個人売買で購入した壊れた軽自動車の話はコチラ

中古車屋でも個人売買でも、現車確認の際にはしっかりその車のメンテナンス履歴などを聞きましょう。

今回購入した中古車も、走行距離は10万キロを超えていましたが、前オーナーが認定中古車として購入していること、その後もディーラーでメンテナンスを受けていたことが購入の決め手になりました。

走行距離10万キロまでに行ってきたメンテナンス

以前のオーナーに直接話を聞くことができたので、走行距離10万キロまでにどんなメンテナンスをしてきたのか確認しました。

個人売買のメリットだね

修理内容 修理費用
オイル交換(5,000kmごと) 約5,000円(計20回)
オイルフィルター交換(1万キロごと) 約5,000円(計10回)
エアクリーナー交換 約3,000円
ATF交換 約1万円
O2センサー交換 約4万円
フロントブレーキローター交換 約5万円
リアショックアブソーバー交換 約5万円
ドアロックアクチュエーター交換 約5万円
ロアアームブッシュ交換 約5万円
スパークプラグ交換 約3万円
合計 約433,000円

10万キロまでで約43万円の修理費用がかかっていることになりますが、これはかなり稀なケースです。

オーナーさんがこまめにメンテナンスをしてきたということですね

実は車は10万キロを超えたから壊れるというわけではなく、乗り方や使用環境によって全然違ってくるのです。

その点については現役ディーラーマンが詳しく解説してくれています。

参考10万キロ以下でも車が壊れる理由

こうしたことから、車は10万キロ以下でも壊れるし、それなりの修理費用がかかるのは知っておいた方が良いでしょう。

これはつまり、中古車を買うときに「10万キロを超えているから」という理由で避ける必要はないということ。

この点はあとで詳しく解説するよ

10万キロを超えて故障した箇所と交換した部品

編集部で買ってきた中古車は、購入から半年で約12.3万キロまで走行距離を伸ばしました。

この間に壊れた箇所と、交換部品は以下の通りです。

修理内容 修理費用
タイミングベルト交換 104,137円
フロントマップランプ交換 7,469円
左スライドドアドアロック交換 59,730円
前後ショック交換 102,650円
ルームランプ交換 4,780円
合計 278,766円

53万円で購入した10万キロ超えの中古車は、わずか半年の間に約28万円の修理費用がかかりました。

これを高いと見るか安いと見るか

ちなみにこの車は2007年式なので、すでに製造から16年が経過しています。

もちろんメーカー保証は加入していないので、修理費用は全て実費となります。

パーツによっては新品部品が出ないこともあり、壊れているけど修理を諦めた箇所もあります。

前オーナーによってかなりメンテナンスを受けていた中古車でも、このようにしっかり壊れます。

現在はパーキングセンサーが不調を起こしており、リバースに入れるとメーター内にエラー表示がされています。

ホンダのディーラーでは、今後トランスミッションの故障なども予想されると言われており、長く乗るならそれなり出費は覚悟してくださいと言われています。

ここまでの話を聞いて、少しでも不安を感じた方は10万キロ超えの中古車はおすすめしません。

10万キロ超えの中古車が壊れる理由

手厚いメンテナンスを受けている車でも、走行距離が10万キロを超えている車は故障する可能性があります。

それには以下3つの理由があります。

距離と一緒に年式も古くなっている

10万キロを超えた車というのは、年式も一緒に古くなっている可能性があります。

今回買ってみた中古車も、2007年式なので16年も前の車だよ

仮に月間1,000キロ走る車なら、10万キロを超えるためには8年以上の時間が必要です。

そうしたことから、10万キロを超えている車は車体自体が古い可能性があるのです。

車の使い方が急に変わった

中古車は前のオーナーのクセがついていることがあり、運転する人が変わったことで今までとは違う箇所にダメージを受けます。

例えばゆっくりアクセルを踏むことが多かった中古車が、いきなり急加速をするようなオーナーに使われたらどうなるでしょうか?

今まででは考えられなかった使い方をされることで、車が思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。

特に古い車であれば、劣化した部品に与えるダメージは大きいことが考えられます。

前オーナーが故障を理由に手放している可能性

今回買った中古車は、オーナーがまだまだ乗るつもりでメンテナンスを行ってきた非常に状態の良い車でした。

そのため故障も最低限に抑えられているのですが、みんながこのようなオーナーさんばかりではありません。

むしろ故障を理由に手放す人もおり、こうした車を買ってしまったら後が大変です。

特に個人売買は現状販売が多く、買った後に壊れても保証などはありません。

中古車販売店でも、悪質な店舗は故障や修復歴を隠して販売することがあります。

参考悪質な中古車販売店で車を買うことのリスク

中古車は今までどういった使われ方をしてきたかわからないため、買った後に壊れることは珍しくないのです。

じゃあ10万キロ以下の中古車を買えば安心というわけでもないよ

10万キロ以下の中古車でも故障する

二次搬送で運ばれるビッグホーン

ここまでご紹介してきたことは、10万キロを超えた中古車に実際に起こった故障です。

しかし記事の冒頭でもご紹介しましたが、10万キロを下回っていても車は故障します。

筆者は実際に、走行距離38,000キロの中古車を購入したことがあります。

定期的にメンテナンスを受け、しっかりオイル交換もしていたのですが、ある日突然エンジンブローを起こしました。

その時の修理代は約80万円かかったよ

参考【80万円】ビッグホーンのエンジン故障から載せ替えるまでの修理記録

購入した車が古かったというのもありますが、走行距離が10万キロを下回っていても故障はします。

こうしたことからも、走行距離を理由に車の良し悪しを判断するのは危険であることがわかります。

車の10万キロはなんの指標にもならない

10万キロを超えた軽バン

車が10万キロを超えても、いきなり壊れるなどはありません。

車にとっては10万キロなどなんのタイミングでもなく、故障するときは距離など関係ないのです。

問題は10万キロまでどんな乗られ方をしていたのかという点であり、メンテナンスが行き届いている車であればなんの問題もありません。

しかしメンテナンスが行き届いているかどうかは、自分で判断するのは非常に難しいのが難点。

こうしたことから、中古車選びは難しいと言われているのです

実際に筆者が仕事に使用している「ダイハツ ハイゼット」は、約11万キロの時点で購入しましたがなんの問題もありません。

筆者が11万キロで購入したハイゼット

現場で使われていた車なので満足なメンテナンスは受けていないはずですが、それでも不具合なく乗れています。

もし中古車を探していて、走行距離が10万キロを超えているからやめるという判断をしているのであれば、あまりおすすめできません。

それよりも重視すべき点があるのです

10万キロより重視すべき点

筆者が個人売買で購入した軽自動車

中古車を探すときには、走行距離よりも以下の3点を重視しましょう。

販売店が信用できるかどうか

中古車を買うときは、走行距離よりも販売店の質を確認しましょう。

安いだけの中古車販売店は、売りっぱなしの可能性があります

安さばかりをアピールされて、その車の状態などには無関心な中古車販売店は注意が必要です。

参考悪質な中古車屋の特徴7つ

最も安心できるのは、ディーラーの認定中古車です。

認定中古車はディーラーが管理しているお客さんが乗っていた車であることが多く、新車の時からそのディーラーがメンテナンスを担当しています。

お客さんの乗り換えなどが理由で下取りした車を販売しているので、10万キロを超えていても安心です。

少し高いのがデメリットですが、何年乗れるか気にしながら車を使うよりも健全です。

年式が新しいかどうか

走行距離が10万キロを超えていても、年式が新しい車は故障のリスクが低いと考えられます。

車は工業製品なので、当然経年劣化を起こします。

古い車は距離が少なくても経年劣化で部品が故障します。

まだ新しい車であればその心配はないので、安心して乗れるでしょう。

年式が新しく走行距離が多い車は、法人オーナーだった可能性もあります。

法人オーナーの車はしっかりメンテナンスを受けているので、定期的な部品交換もされています。

こうした車を見つけたときは、走行距離が10万キロを超えていても問題ないと考えられます。

保証サービスに加入できるかどうか

販売店が手厚い保証サービスを提供していれば、販売している中古車に自信があると捉えられます。

無料で3ヶ月保証がついている場合や、有償でも長期保証に入れる場合は10万キロを超えた中古車でも安心です。

ただし販売店のクチコミをしっかり確認し、その保証サービスがきちんと提供されているかどうか確認しましょう。

参考ちゃんとした中古車屋を見つける方法

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まとめ

  • 10万キロ超えの中古車は故障リスクがあることを理解するべき
  • 保証期間が過ぎていれば修理費用は全額自腹になる
  • 10万キロを下回っていても故障する中古車はザラである
  • 走行距離はなんの指標にもならない
  • 購入する販売店や保証サービスの方を気にするべき

結論として、10万キロを超えた中古車は当然故障のリスクがあります。

しかしそれは走行距離が10万キロを超えたからというものではなく、今までの使われ方に起因する故障が全て。

走行距離はなんの指標にもならないので、それよりも購入するお店の信頼度で中古車探しをするべきでしょう。

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この記事を書いた人
くるまりこちゃん編集部

本サイトにある全ての記事は、自動車売買の経験が豊富なメンバーが監修、執筆を行っています。実際に現役ディーラーマンをメンバーに加え、実話を交えて車の買い替えに関する情報をご紹介しています。

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